2024.11.22
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、伊丹市にお住まいの方より「強風で屋根の一部が飛散して雨漏りしているので点検してほしい」というご相談を頂き、無料点検りへお伺いした時の様子を書いていきますね!!強風で屋根の一部が落下するというの…
大阪北部地震、西日本豪雨で被災された方々が復旧活動にいそしまれている中、追い討ちをかけるように台風12号は記録的短時間降雨と暴風をもたらしました。
近畿地方の台風一過は日曜日にもかかわらず、街は折れた街路の木々が散乱し、看板は倒れ、交通機関も運転見合わせで、相当な混乱を生じました。
この時期の台風一過後は湿度が高まりますが、雨も多く残りました。
まだまだ復興していない北摂地域のブルーシートが剥がれています。
屋根が傷んでいるのでブルーシートが覆工されているのに、雨が残ると雨漏りに直結します。
どうか皆様に雨漏り被害が及ばないで欲しいものです。
台風12号が過ぎ去った翌日の日曜日は雨が残り、西宮市T様邸のバルコニー防水工事を仕上げることができませんでした。
その工事を仕上げるべく中2日はさんだ水曜日はお客様都合が良いとの事でしたので、あらためて仕上げ工事に入りました。
中塗り樹脂の仕上がり具合に疑問が残っていましたので、アセトンで剥離してしまいます。あれから1週間経ちますが、若干樹脂の匂いがするからです。
猛暑の中では、FRP樹脂のベストパフォーマンスが出ないことがあり、今回の中塗り樹脂の状態がそれを示唆していると判断しました。
まずは乾きが遅かったFRP防水層を剥離します。中塗り樹脂も十分に硬化していますが、万一を避けるための英断をします。
平滑な表面には欠かせない下地処理のケレンをします。電動サンダーで十分に均しますが、研磨しすぎて防水層が薄くならない範囲です。
十分な防水層が残る範囲で研磨しなければなりませんが、新たな防水層まで研磨すべき時は、ガラス繊維基材を重ね張りします。
下地のコンパネを敷設しなおした部分は8層仕上げをしています。サンダーで平滑になるまで研磨しても十分な防水層を確保します。
触診をしながら慎重にケレンして平滑にします。それでも5層以上の防水層が残ったと思われます。周囲より少し厚みを感じます。
そして不陸を感じる部分はFRP専用パテであるポリルーフMパテを使用します。このパテはFRP樹脂層と一体化するパテです。
FRP防水の表面の不陸を調整する時は、必ずFRP専用パテを使用すべきで、汎用パテなどを使うと防水層が一体化しません。
電動サンダーや粗目のサンドペーパーを使ったケレンをすると、多くの粉塵が生じます。
粉塵が残ったままトップコートを塗ると仕上がりが悪くなります。
大方の粉塵は箒でさらえますが、とらえきれない粉塵はブロアで飛ばします。
吹き飛ばした粉塵は舞い散りますので、サッシ窓を閉じてお部屋の中から現場管理をします。そうしなければお部屋の中が汚れます。
FRP防水はガラス繊維基材を使用しますので、普通の粉塵とは違ってガラス繊維が突き刺さりチクチク痛が襲い掛かります。
施主様にそんな苦痛を味わうことなく過ごして頂くために、内と外に分かれて作業と管理を担って進めていきます。
ポリルーフの骨材入りトップコートを使用します。骨材入りのトップコート剤は表面仕上げの耐久性向上だけでなく、滑り止め機能があります。
晴天で乾燥しているトップコート塗装前の状態は、きわめて滑りやすい状態です。うっかりすると転倒しかねない状態です。
ここに雨が降って濡れているとスケートリンクのように滑り、転倒事故が数々報告されていますので、滑り止めは重要です。
滑り止め仕上げはツルツル感がないので仕上がり雰囲気に感動しない方が多いのですが、少しの転倒で縫合するほどの怪我をします。
ツルツルした見た目の雰囲気だけで判断して欲しくないと思っております。
美しさは魅力ですが、艶消しのように見える骨材入りの安全性、実用性、安心感、特に安心感は一度感じると止められません。
見た目の仕上がりもさることながら、みなさまが安全で居られることが最高の工事品質です。
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