
2024.12.20
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加西市で行った「瓦屋根の葺き替え工事に関する無料見積り」という内容の記事を書いていきますね!!戸建てにお住まいの方で、今現在、雨漏りでお困りの方も多いのではないでしょうか?屋根や外壁は年数が経…

加東市のお客様より
「実家の1階廊下で以前から雨漏りが見られ、葺き替え工事を検討しています。
ただ、建物全体が大きいため全面工事となると費用が心配なので、雨漏りしている箇所に絞っての部分的な葺き替えをお願いしたいと考えています。
まずは現地調査のうえ、費用についてのお見積もりをお願いできますでしょうか。」
とお問い合わせいただきました。
現地調査の結果、雨漏りの原因は屋根同士が交差する「谷」と呼ばれる部分からと判明しました。
そのため、該当する2面の瓦屋根の葺き替えをご提案させていただきました。
従来通り瓦での葺き替えと、軽量でコストを抑えられるSGL鋼板屋根材での工事の2パターンをご案内したところ、費用面でメリットの大きいSGL鋼板への部分的な葺き替えをお選びいただく形となりました。
今回、1階の雨漏りに関わっていたのは、写真の2面の瓦屋根です。
屋根の中央部には銅板の谷があり、そこからの浸水が主な原因と見られます。
ただし、谷だけを取り替えても改善は難しく、瓦自体にもズレや隙間が多く確認されたため、今回は屋根全体の葺き替えが必要と判断しました。
雨漏りの原因を根本から解消するため、今回は屋根の葺き替え工事を進めていきます。まずは既存の瓦と下地の土を取り除く作業からスタートです。
昔ながらの瓦屋根は、釘などで固定されていないケースが多く、瓦の撤去自体はスムーズに進みます。
ただし、撤去した瓦は一時的に屋根上に並べておく必要があり、ズレて落ちないように慎重に仮置きすることが重要です。
あわせて、下にある土もしっかりと除去していきます。
瓦と土の撤去が完了したら、次の工程として古い防水シートも取り外し、屋根下地の状態をしっかりチェックしていきます。
屋根裏側からもある程度の確認は可能ですが、細かな劣化や傷みは見落とされがちです。
そのため、屋根材をすべて取り除く葺き替え工事の際には、防水シートも併せて撤去し、全体をくまなく確認しておくことが安心につながります。
今回の現場では、瓦を一部葺き替える予定ですが、既存の屋根下地は長年の使用や雨漏りの影響で劣化が進んでいました。
このまま新しい屋根材を施工しても十分な強度が得られないため、下地の補修・補強が必要となります。
なお、通常の葺き替え工事のお見積もりには下地補強の費用も含まれているため、あとから追加費用が発生することは基本的にありません。
最初に、屋根の下地を強化するために「垂木」と呼ばれる角材を流れ方向に取り付けます。
既存の屋根下地には小幅板の下に骨組みとして垂木が取り付けられているので、それに合わせて新たに垂木を並べていきます。
この垂木の取り付け作業によって、下地の強度が増すだけでなく、空気層が生まれるため断熱効果も向上します。
古い瓦屋根の下地では、長年の重みによって屋根の不陸(凹凸)が悪化していることがよくあります。
この状態で新しい屋根材を取り付けると仕上がりが不均一になってしまうため、垂木を取り付ける際には糸を使って不陸をある程度調整することが重要です。
垂木を設置しながら、高さを調整してできるだけ平らな下地を作り上げます。
次に、垂木の上に屋根の下地用合板を取り付けます。
この合板は厚さ12ミリ、幅1820ミリ、高さ910ミリの大きさで、隙間をなくししっかりとした下地を作ることができます。
垂木にはビスでしっかりと固定していきます。
加東市で行った瓦屋根からSGL鋼板屋根材への葺き替え工事では、下地用合板を全て貼り終えた段階で下地工事が完了となります。
ここまで進めば、どんな屋根材でも取り付けが可能となり、安心して作業を進めることができます。
下地の補強は葺き替え工事を通じて行う重要な工程であり、欠かせない作業です。
雨漏りを解消するための瓦屋根葺き替え工事では、最も大切な工程の一つとして防水シートを新たに設置します。
このような屋根葺き替え工事を行う際に重要なのは、将来的に雨漏りを防ぐことです。
屋根の種類に関わらず、雨漏りを防ぐかどうかは防水シートの状態にかかっています。
そのため、カバー工法や葺き替え工事を実施する際には、必ず防水シートを新しくすることが不可欠です。
屋根葺き替え工事で使用している防水シートは、「改質アスファルトルーフィング」というタイプです。
この防水シートは、通常のものよりもゴム繊維を含んでいるため、屋根材を固定するために釘やビスを打ち込んでも漏水することがありません。
改質アスファルトルーフィングは、その耐久性が高く、35年以上の使用が可能だと言われており、長期間にわたって雨漏りの心配をなくしてくれます。
新しい屋根材としてSGL鋼板を葺く前に、必要なパーツを取り付けていきます。
中でも特に重要なのは、雨漏りの原因となっていた「谷」の部分です。
ここでは水の流れをしっかりと確保できるように加工されたパーツを設置し、ジョイント部分には漏水を防ぐためにシーリングをしっかりと施すことが求められます。
屋根葺き替え工事で使用する新しい屋根材として、SGL鋼板を選びました。
今回使用したのは「IG工業スーパーガルテクト」という商品です。
このSGL鋼板は非常に軽量で、屋根葺き替え工事には最適な素材です。
SGL鋼板とは、ガルバリウム鋼板(鉄とアルミを混ぜた金属)の改良版で、耐久性が高く、錆に強い特徴があります。
これにより、さらに長持ちする屋根を実現できます。
屋根と外壁の接合部分には雨押え板金を設置し、垂れ壁には新しい下地用合板を貼り付けていきます。
もともとは垂れ壁に焼杉が使用されていましたが、経年劣化が進んでおり、特に吹き降りの際に水が漏れる可能性がありました。
そのため、今回は葺き替え工事の一環として、この部分も改善していくことにしました。
垂れ壁にも屋根と同じSGL鋼板を使用して仕上げていきます。
色合いが統一されることで、全体的に一体感が生まれ、まとまりのあるデザインになります。
SGL鋼板は水を吸収することがないため、壁際からの雨漏りの心配もなく、安心して使用できます。
さらに、ステンレス製のビスでしっかりと固定していきます。
屋根の棟部分では、瓦とSGL鋼板屋根材が接する箇所に「乾式自在面戸」を取り付けます。この面戸はさまざまな形状に適応できるため、非常に便利です。
片面粘着タイプの防水テープを使用することで、強力な接着が確保され、剥がれる心配はありません。
さらに、漆喰のように定期的な再施工が必要ないため、手間がかからずお勧めです。最近では、瓦屋根にも利用されることが増えてきています。
屋根葺き替え工事の最後の仕上げとして、SGL鋼板で作られた「棟板金」を取り付けます。
この棟板金は、屋根材と同じSGL鋼板を使用しており、強風時に飛散しやすい部分ですので、釘ではなくビスを使用してしっかりと固定することが推奨されます。
特に台風などの強風に耐えるため、棟板金の取り付けには十分な注意が必要です。
ステンレス製のビスを使用することで、耐久性が高まり、安全性も確保できます。
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