2019.09.30
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モルタルとはセメントに砂を混ぜて水で練った建築材料のことを言います。
表面を滑らかに仕上げる目的の場合は、セメントと水だけで仕上げる場合もあります。
反対に微細粒の砂利を入れたり、石灰やアスファルト、樹脂を骨材として混ぜ込むモルタルもあります。
外壁の仕上げには、一定以上の強度を持たせるために、砂と微細粒の砂利を骨材として混ぜていることも多いです。
築42年ですから、新築当時の外壁塗装では防水効果、美観ともに今まで維持できないと思います。経営者様にお話を伺うと、過去に2回の外壁塗装工事をしていて、直近では十数年前に外壁塗装工事をしたとのことでした。
一般的には10年をめどに外壁塗装をしていくことが理想的とされていますが、その建物の状態によってその年数は変化します。
日光、風雨、風雪の直射を受けやすい壁面や、沿岸部で塩害が出やすい地域の壁面、高温多湿な地域の壁面、厳寒地域の壁面ではずいぶん状態に差が生まれます。
また隣の家屋が隣接している壁面は日光や風雨、風雪の直射を受けにくく、状態が良いことがしばしばありますので、南側の壁面が劣化しているからと言って、外壁全面が同じ状態にあるとは限りません。
私どもの経験では15年を超えてくると外壁の塗装が機能しない状態(防水性能を失い、雨水が建物内部に侵入しやすい状態)になることがほとんどだと感じます。
ご覧のように外壁の表面を手で触ってみると、白く手が汚れます。これをチョーキングと言います。
これは塗装によって外壁表面に乗っている塗料の成分が、風化をして粉体になっているので、軽く触るだけで手に付着します。
自然環境に置かれた物質は、そのほとんどが経年劣化を起こします。初期に含まれていた水分を徐々に失って、風化していきます。
経年劣化の原因になるものは様々ありますが、太陽光に含まれている紫外線が最も強烈ではないでしょうか。真冬の寒い時期でも天気のいい日には日焼けをします。
日焼けを繰り返すと、素肌にシミができてしまいます。これと同じメカニズムで、プラスチック樹脂や金属製の看板、道路標識、商店のテント、シャッターなど全ての物が紫外線の影響を受けて、塗装は色が褪せていき、プラスチックは脆くなって割れていき、テントは破れてしまいます。
外壁の全周をくまなく観察すると、何か所にもひび割れが生じていることが判りました。外壁表面の塗料は、塗りたての時は艶があって、触るとしっとり感もあったはずです。
それが時間の経過とともにゆっくりと乾燥していって水分を失い、塗料の膜に柔軟性がなくなっていくので、少しのきっかけで表面にひび割れが生じることになります。
前面道路では大型トレーラーや大型ダンプ、タンクローリーなども走行しますので、通行車両の振動の影響も受けます。しばしば発生する地震の振動もそうです。意外にも強風の風圧を受けると微振動を起こしますので、それらがきっかけになるのです。
外壁の塗装と同じメカニズムでコンクリート基礎もひび割れが生じます。
観察するに乾燥収縮で生じたであろうと思われる亀裂ですので、基礎の強度が極端に失われて深刻な事態になっている訳ではないことが判ります。
店舗の内部からと住居部分の基礎を外部から確認しましたが、基礎本体には亀裂が生じていません。
コンクリート基礎本体は十分な強度を保っていますが、表面の亀裂を放置するとそこから水分が侵入します。
侵入した水分は、基礎の内部に敷設されている鉄筋に到達します。鉄筋が水分によって錆びると、鉄筋は膨張しますので、コンクリートを破壊してしまうのです。
冬に水道管が凍って破裂するのと同じような現象が起こるわけです。コンクリート補修用の樹脂を注入して、水分の侵入を防いでおけば安心です。
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