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雨どい(軒樋)は排水性と負荷に対する強度が肝!その要点は?


古い軒樋が撤去され、雨どい金具の跡も再塗装で痕跡が消えた

当初お施主様は軒樋は既存のものを流用し、塗装で化粧仕上げをする予定でおられましたが、新品に交換してほしいとの追加要望を承りました。


まずは古い雨どい(軒樋)を撤去しました。古い取り付け金具も除去すると、鼻隠し板の未塗装の表面が露出しますので、部分的にタッチアップ作業をします。


防腐剤入りの下塗り、中塗り、上塗りを同様に行って、鼻隠し板表面の保護に仕上がり差異がないようにしました。

雨どい(軒樋)の勾配は水糸を張って1000分の3から5くらいの勾配を設定する

新しい雨どい(軒樋)を設置する前には水糸を張って、雨どいの勾配の基準を出しておきます。水勾配を出すといいます。


水勾配とは、水が流れていくために必ず意図的に設けなければならない水準差のことを指しています。もし軒樋が水平であればどうなるでしょうか。


屋根から流れ落ちてきた雨水が雨どいにたどり着きますが、水平だとどちらにも流れることが無く、雨どいの上(雨どいの中)に長い時間滞留することになります。

水分は住宅の大敵です。できるかぎり速やかに流してあげなければなりません。そのために雨どい(軒樋)には、あらかじめ水勾配を設けて、その雨水を竪樋に流し込んで、地表に到達させて処理していくのです。


水糸で水平水準を出して、その基準に対して規定の勾配を設けることで、雨水は速やかかつ正常に地表に流れていきます。


このお宅は寄棟屋根ですので、軒先の全周に雨どい(軒樋)が設置されています。それを全周で施工していきます。

吊り金具に雨どい(軒樋)を仮設置した。軒先に唐草(水切り板金)を施してから雨どい(軒樋)を正式に取り付ける
軒先に唐草(水切り板金)が設置され、雨どい(軒樋)が正式に設置され、水勾配が十分についていて排水性も問題ない
水糸を基準にして、雨どい(軒樋)の吊り金具を取り付けました。写真左は雨どい(軒樋)を正式に設置していないので、雨どい(軒樋)が水平になっているように見えます。

正式に設置した雨どい(軒樋)の写真が右側です。雨どい(軒樋)の中央部分が高く、左右に行くほど低くなっていることが分かります。

軒先の中央を一番高く、軒の両端を一番低くなるように雨どい(軒樋)に水勾配をつけたからであり、間違い工事や錯覚ではありません。
雨どいの吊り金具は、雨どい形状に合わせて専用設計されているので流用や再利用が難しい

雨どい(軒樋)の取り付けは専用金具を使用します。メーカーで製作された雨どい(軒樋)にはそれぞれに固有の形状があるので、そのメーカー指定の金具を使用する必要があります。


古い金具は全部撤去しなければなりません。そして新しい金具を設置します。設置する位置は、水準水糸に従って決めていきます。


通常は900mmピッチで金具を設置しますが、まれに降る積雪の影響を考慮(屋根の積雪は解けて軒先に滑り落ち、最後には雨どい(軒樋)の上に載ってきます。)します。

雨どい(軒樋)吊り金具は垂木のピッチ455mmで設置すると降雪や落雪の重みに十分耐えてくれる

その荷重が雨どい(軒樋)に負担をかけるのですが、その負担に耐えることができるよう金具を増やします。その結果として455mmピッチで雨どい(軒樋)の吊り金具を設置しました。


なぜ455mmピッチなのかというと、下地の垂木が455mmピッチなので、垂木に雨どい(軒樋)吊り金具を効かせるのが、強度面から合理性が高いと言えるからです。

今回は金属製の吊り金具の強度に勝るとも劣ることが無い樹脂製の吊り金具を採用しています。下から受けるタイプの金具ではなく、上から吊り込んでいくタイプです。

寄棟屋根の隅を真上から見ると、雨どい(軒樋)の取り回しがよくわかる

このお宅の写真ではありませんが、寄棟屋根の隅の雨どい(軒樋)を真上から見ると解りやすいです。


お家の4隅はコーナー役物を用いて横樋と接着剤で接合します。竪樋に接続する箇所には集水器が設置されます。横樋から集水器に雨水が流れていくよう、横樋には穴をあけておきます。


このようにして屋根の軒先全周に雨どいを取り付ければ軒樋は完成です。パナソニックPC50角型を採用しました。

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