
2025.04.14
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加東市で行った「木製破風板の塗膜が剥がれた時のメンテナンス方法をご紹介」という内容の記事を書いていきますね!! 現場に向かってみると、木製の破風板は塗装が剥がれていて、放っておくと腐食の心配が…

宝塚市のお客様より
「木製の破風板が剥がれてきているのが気になっており、調べている中で板金巻きによる補修方法があることを知りました。
そちらで雨樋の交換工事をお願いする予定なのですが、可能であればあわせて破風板の板金巻きも対応していただけないでしょうか?」
とお問い合わせいただきました。
既に屋根の葺き替えと雨樋交換のご依頼をいただいておりましたので現地で破風板の状態を確認し、長さを測ったうえで板金巻きによる補修工事のお見積もりを作成。
内容や費用にご納得いただき、そのまま工事のご依頼をいただく流れとなりました。
屋根の葺き替えと雨樋の交換作業を進めている中で、お客様より「破風板の塗装が剥がれてきて気になる」とご相談をいただきました。
そのため今回は、劣化が見られる木製破風板をより長く良い状態で保つための対策として、板金カバーによる補修工事をご提案しています。
一見すると問題なさそうな破風板でも、実は内側で傷みが進行しているケースは少なくありません。
特に木製の場合、表面が塗装されていても安心はできず、塗料の種類によっては木部の保護が不十分なこともあります。
木材をしっかり守るには、表面だけを覆う塗料ではなく、木の内部までしっかり浸透するタイプの防腐塗料を使うのが効果的です。
今回の現場では、表面仕上げが一般的な塗料だったため、塗膜が十分に浸透しておらず、早くも腐食の兆候が見られる状態でした。
今回は、軒先とケラバに取り付けられている破風板すべてに対して、板金カバー工事を実施します。
なお、軒先部分の破風板もカバーをご希望の場合は、先に雨樋を取り外す必要があるため、雨樋の交換とあわせて工事を進めるのが効率的です。
それぞれの部材が持つ役割を理解しながら、バランス良くメンテナンスを行うことで、住まいをより長く良い状態に保つことができます。
特に、塗膜の剥がれが目立つ場合は再塗装してもすぐに劣化する恐れがあるため、板金での補修を検討するのが安心です。
今回の工事では、軒先とケラバにあるすべての破風板に対して板金カバーの施工を行います。
これから破風板の板金巻き作業に取りかかっていきます。
使用する材料はガルバリウム鋼板と呼ばれる金属製の建材です。
建築分野では非常に優秀な素材として知られています。
ガルバリウム鋼板は、鉄にアルミニウムを加えることで、耐食性が高く、軽量でありながら強度も十分。
建物に余計な負荷をかけることなく、しっかりと破風板を保護してくれます。
また加工しやすい素材でもあるため、複雑な形状の部分にもきれいに馴染み、仕上がりも美しく整います。
ガルバリウム鋼板を破風板に取り付ける際には、「どのように固定するか」が仕上がりや耐久性に大きく関わってきます。
外観の美しさを優先して釘で留めるケースもありますが、長期間しっかりと固定したい場合はビスによる施工の方が安心です。
というのも、釘は経年で少しずつ緩みやすく、風の強い日には鋼板が浮いたり外れたりする可能性もあります。
そこで今回は、サビに強くて信頼性の高いステンレス製ビスを使用してしっかりと留め付けていきます。
これにより、台風などの悪天候にも耐えうる、安心できる仕上がりが実現できます。
工事に先立って、現場で破風板の寸法を正確に測っておいたため、今回は事前に必要な形状に加工した板金材を準備しておきました。
そのおかげで、当日の作業はスムーズに進行し、仕上がりも美しく整います。
破風板の保護はもちろんのこと、見た目にも引き締まった印象になります。
また、板金材には豊富なカラーバリエーションがあり、建物の外観や好みに合わせて色を選べるのもポイント。
機能性だけでなく、外観のデザインにもこだわりたい方にぴったりです。
このようにして、破風板の保護を目的にガルバリウム鋼板を施工しました。
今回は屋根の工事も併せて行ったため足場を設置していますが、破風板だけの補修であれば、状況によっては足場を組まずに対応できる場合もあります。
施工費用は、全体で約37メートルの長さに対して148,000円と、比較的リーズナブルな価格でのご案内となりました。
ガルバリウム鋼板の耐久年数はおよそ20年が目安となっており、次回のメンテナンスでは塗装による補強が効果的です。
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