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施工事例
尼崎市　商業施設のバルコニーで防水工事　塩ビシート防水使用

工事のきっかけ

尼崎市の商業施設の管理会社様より
「商業施設のベランダに貼られているシート防水が劣化しているため、外壁塗装と合わせて防水シートの貼り替えを検討しています。
外壁塗装とは別途で費用がかかるかと思いますので、現地調査のうえでお見積もりをお願いしたいです。
また、シート防水の貼り替えを希望していますが、長持ちする工法など、おすすめがあれば教えていただければと思います。」

とお問い合わせいただきました。

外壁塗装のご依頼に加えて、ベランダ防水工事についても追加でご相談をいただき、再度現地調査を実施いたしました。

既存のベランダには塩ビシートが使用されていたため、現状を活かしつつ、塩ビシート防水の機械固定工法をご提案しました。
お客様には工法と費用にご納得いただき、工事を進めさせていただくこととなりました。

尼崎市貸し店舗

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 貸し店舗

施工期間: 3日

使用材料: タジマ　ビュートップ

施工内容その他: ベランダ　劣化　塩ビシート防水　貼り替え

築年数: 38年

保証年数: 10年

工事費用: 250,000円

建坪: ベランダ面積　20㎡

こんにちは、街の屋根やさん宝塚店の魚住です。

今回は、尼崎市で行った　商業施設のバルコニーで防水工事　塩ビシート防水使用　の施工事例をご紹介します。

通常屋上やベランダにはなんらかの防水が施されています。

ベランダに施されている防水は大きく分けると4種類あります。
それぞれ修繕方法などが以下のように異なります。

1. コンクリート防水
・コンクリートを使って防水層を作る方法
・非常に頑丈で、長持ちする
・重いので、建物の強度が必要

2. シート防水
・防水用の特殊なシートを敷く方法
・施工が比較的簡単で、修理もしやすい
・シートが破れると水が漏れることがある

3. ウレタン防水
・液体のウレタンを塗って固める方法
・形状に合わせやすく、隅々までしっかり防水できる
・日光に弱いので、定期的なメンテナンスが必要

4. FRP防水
・ガラス繊維で補強された樹脂を使う方法
・軽くて丈夫、長持ちする
・コストが高めで、専門的な技術が要る

どれも経年劣化で雨漏りしてくることがあり、マンションや商業施設のようなRC構造の場合も建物が腐食してくると、雨漏りを起こし大規模な修繕が必要になります。

今回は屋上には最適な塩ビシート機械固定法を施していきます。

「修理するかどうかはわからないけど、私の家の場合はどのくらいの費用が掛かるのか気になる・・・」

など、気になる点がございましたら弊社の「無料点検」をご利用ください！
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英語対応も可能です！English-speaking staff is available.

この施工事例は街の屋根やさん神戸西店でもご紹介しております。

商業施設のバルコニーで防水工事　現場紹介

こちらが、今回商業施設でベランダの劣化した塩ビシート防水を貼り替える現場になります。

【建物情報】
・エリア　尼崎市
・築年数　38年
・4階建て鉄骨造　商業施設
・ベランダ防水　塩ビシート防水
・現在　雨漏りなし

今回は別途、外壁塗装もご依頼いただいており、足場を組んでいましたので、その足場を利用して防水シートの貼り替えも行います。

塩ビシート防水は屋上などでよく使用されている防水材となります。

既存の塩ビシートは全体的に劣化がみられました。つなぎ目も多くなっていました。

塩ビシートが劣化すると以下のようなことが起きます。

シートのひび割れや破れ
紫外線や温度変化によって塩ビシートが硬化し、ひび割れや破れが発生します。
これにより防水機能が低下し、雨水が建物内部に侵入するリスクが高まります。
接着力の低下
経年劣化や環境要因でシートの接着剤が劣化し、シートが基材から剥がれやすくなります。
これによりシートが浮き、隙間から水が入り込む原因となります。
シートの縮みや変形
長期間使用することでシートが収縮し、継ぎ目部分や周囲の構造物に隙間ができることがあります。
これにより防水効果が損なわれ、水漏れの原因となることがあります。

定期的なメンテナンスをすることをお勧めいたします。

商業施設のバルコニーで防水工事　下地処理

まずは絶縁シートを貼っていきます。

既存の防水層の上に絶縁シートを貼ることで、新しい防水シートの耐久性や安全性を向上させてくれる下地材として下記のように機能します。

新しく貼る塩ビシートが既存のアスファルト防水材料により傷つくのを防いでくれます。（表面に凹凸や小さな破片などにより傷つくことがあります）

また、アスファルトは熱を吸収しやすい為、絶縁シートを貼ることで熱の吸収を緩和し、塩ビシートの変形などを和らげてくれます。

絶縁シートが貼れたら「ディスク」と呼ばれる丸い部材を設置し、専用の機械で塩ビシートを融着させ、それ以外の場所は空気層にしていきます。

絶縁シートには等間隔で印がついているので、この印の部分に下穴をあけてディスクをビス止めして固定していきます。

このディスクが接着剤のような役割を果たしてくれます。

塩ビシートの立ち上がり部分には抑え金物（シートを押さえるためについているもの）が付いていますが、こちらは撤去していきます。

立ち上がり部分の高さがある部分には塩ビシート防水を撤去して、直接密着させる密着工法を行う必要があります。
塩ビシートをダイレクトに密着させるので下地の状態をきれいにしておく必要があります。

商業施設のバルコニーで防水工事　塩ビシートを貼っていきます

新しい塩ビシートを貼っていきます。

塩ビシートは「塩化ビニールシート」の略となっており、これまで主流だったゴムシートの代用品です。

ゴムシート防水よりも破れにくく長持ちすることから、現在多くの防水工事現場で活躍している素材です。
継ぎ目が少なく、水漏れのリスクも下げることができます。

今回は田島のビュートップという塩ビシートを使用します。

塩ビシートのジョイント部分には専用の接着剤を塗り、熱を加えながら融着していきます。

シートの融着作業を正確に行う為に、ドライヤーでシート全体に均等に熱を当てることが大切です。
これにより、均一に加熱され、しっかりと密着します。
また、ドライヤーは一定の速度で移動させ、特定の箇所に熱が集中しないように注意して作業します。

また、融着ローラーを使用する際は、圧力が均一にかかるようにすることも重要です。
最後に、ドライヤーの熱量と風量を適切に調整し、シートが過熱しないように注意します。

これらのポイントを守ることで、シート同士が確実に密着し、長期的な防水性を保つことができます。

商業施設のバルコニーで防水工事　各部の収まり

塩ビシートの端部には「抑え金物」と呼ばれるアルミの仕上げ金物を取り付けます。

抑え金物はアルミ製なので錆びる心配もありません。

下穴をあけて陸屋根にビスで固定していきます。

この筒のようなものは「脱気筒（だっきとう）」と呼ばれるものです。
空気の層を設けた場所に発生する湿気を外部に排出させてくれる役割を担っています。

それほどサイズも大きくないのでベランダや屋上に設置しても気にならない程度です。

材質はステンレスでできているので、錆びの心配もありません。

排水ドレンに落ち葉除けのストレーナーを取り付けます。

これで、塩ビシート貼替のすべての工程が完了しました。

商業施設のバルコニーで防水工事　保証内容と費用

今回の防水工事には10年間の工事保証をお付けしております。

・雨漏り
・防水材の飛散
・膨れ
を対象に工事保証をさせていただきます。

万が一不具合が発生した場合は弊社で補修をさせていただきます。

更にアフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、ご利用ください。

また、塩ビシート防水貼り替え工事の費用は施工範囲20㎡に対して250,000円となりました。

この度は、ご成約いただきありがとうございました！

屋根や屋上の状態というのは雨漏りでもしない限り、目にする機会がない方がほとんどです。

ですが、屋根の上に上がって状態を確認するのは危険が伴います。

無理をせず、プロにお任せください。

現状のお困りごとはもちろん、先のことまで視野に入れてご提案をさせて頂きます。
皆様のお困りごとを解決できるご提案ができるよう一緒に考えて参りますので、気になる箇所は何点でもご相談くださいませ！

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