2024.08.05
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、宝塚市で行った「セメント瓦の無料点検で葺き替え工事をご提案し、お勧めの軽量瓦をご紹介」という内容の記事を書いていきますね!!セメント瓦屋根って皆さんご存じですか?軽量瓦の一種で、戸建ての屋根に…
写真をご覧の通り、ほぼ2階に近い位置にあるアルミ製パンチメッシュ板が破れています。大人がジャンプをしても届きにくい位置のものが破れています。
ある日ふと見上げると破れている状態でした。なぜこんな場所が破れるのか。柔らかい金属の部類とはいえ、1.5mmのアルミ板が独りでに破れることはありません。
何か硬いものを押し付けない限り破れることはないでしょう。積み荷をしたトラックが後ろに下がりすぎて衝突した可能性が考えられます。いずれにせよマンションオーナーは当て逃げ被害に遭ったのです。
厚さ2mm920mm×1800mmのアルミニウムに規則正しく丸い穴が開けられている金属板です。
アルミ製ですので女性一人でも持つことができる重さです。
こんな製品は普段私たちの生活には馴染みがありませんので、どこで買い求めることができるのかは難しいですが、既製品として存在するのかどうかです。
このようなアルミ製パンチメッシュ板も板金業者の守備範囲だそうで、街の屋根やさん宝塚店の専属板金職人さんが手配してくれました。
しかし納品までに3週間と言う存外な時間がかかりました。早い納品を指定すれば仕上げてくれます。
金属加工業者にも都合がありますので、時間は妥協した方が安く仕上げてくれます。
きちんとビニール養生がされた状態で納品してくれました。2mmの厚さは結構な厚みですが、共用階段の落下防止と化粧デザインを兼ねた製品のため、取り扱いは慎重になっています。
ご覧のように大人3人かかりで作業をしています。足場があるとはいえ、必ずしも理想的な位置に足場板があるわけではありませんので、最下部の1人はかなり厳しい体勢で支えています。
アルミ製パンチメッシュ板は1枚当たりビス18本で固定されますが、下地の鉄骨に削孔されているビス穴の位置は、組み立て家具ほど規則性がありません。
基準点から何mmの位置であることを事前に確認します。上端と右端は、隣接するアルミ製パンチメッシュ板との間にクリアランスが設けられています。
このクリアランス(意図的に設けている隙間)を保つには、最下部の1人の的確な支持作業が肝になります。しかもこの体勢でそれを保つのです。
どれだけ大変で正確性を求められる作業かを実感して頂けたと思います。しかし2本のビスが打ち込まれて仮の状態でも固定することができたら、あとはビス固定作業係と補助作業者の仕事です。
ビス2本の仮固定でも、この2本のビス打ち作業に比べると、位置が決まっている後の作業は雲泥の差でしやすくなります。
最初の位置決めの立役者である最下部で支持作業をした職人さんは、無理な体勢を10分近くも耐えられました。
わずか1畳ほどの金属板ですが、マンションのエントランスの外観を印象付けている外壁の一部です。
穴が開いた状態では、賃借人様方に申し訳ないとオーナー様は修理費用を捻出されました。
このマンションオーナーは被害者であるにもかかわらず、賃借人様の事を一義に考えておられる責任感ある姿勢に、プロ根性を垣間見ました。
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