2019.09.30
プロパンガスや浄化槽トイレは多く残る プロパンガスか都市ガスか気にしたことはあまりありません。 トイレの汚水処理が浄化槽式なのか水洗式なのかもあまり気にしません。 大都市でも郊外ではプロパンガスや浄化槽式は多く残っています。 旧式のガス供給、汚水処理方法が残っている理由を知ってお…
お施主様のご希望に副う設計がされた、無数の建築資材を組み立てて出来上がっている建築物は、各所に継ぎ目が存在するカスタマイズ商品です。
オーダーメイドの建物は無数の建築資材が連結されて、各所に継ぎ目が存在します。継ぎ目は隙間ですから、水分が侵入する可能性があります。
その継ぎ目から水分が侵入しないように、化学樹脂成分のコーキング材で隙間を埋めて行きます。そのコーキング材にも寿命があります。
建物本体とバルコニー外壁の接合点、バルコニー外壁同士の接合点だけが切れていました。接合点は強度が弱い箇所の典型箇所です。
建物が揺れた時に、頑丈な本体とバルコニーでは揺れ方が異なります。固有振動周期の違いも大きな理由になってきます。
次に接合箇所の材質を見てみました。建物本体のサイディングボードはセメント焼成の外壁です。バルコニー外壁天端は笠木が張り巡らされています。
笠木は外壁やパラペット壁面などの上端部が雨に晒されても浸水しないようにカバーする建築資材で、様々な材質で製造されています。
このお宅の笠木はアルミニウム製です。セメント焼成資材とは、素材が大きく異なります。
身近な素材ですので、全く別物であることだとほとんどの方は感じると思います。
多くの違いがありますが、焦点を絞って考えます。
熱伝導率が全く違います。アルミは熱しやすく冷めやすい、セメントは熱しにくく冷めにくい特徴があります。
五月晴れの暑い日に実際に触ってみると、はっきりと体感することが出来ます。ほんのり暖かい外壁と熱くて触るのも憚られる笠木。
6月初旬なのに、すでにこんなにも温度差が生じています。
真夏になった時の笠木の温度は、触ると火傷をするかも知れません。
熱く熱せられた笠木から伝道する温度は、化学樹脂成分のコーキング材を硬化させ劣化させていく悪影響が出ます。
その次に建物が揺れると引っ張られ、いとも簡単にコーキング表面に亀裂が入ります。
材質が異なる建材に打設されたコーキングが切れる理由として温度影響も有力視されます。
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