2024.10.21
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加東市で行った「瓦屋根の銅板谷樋から雨漏りしている原因調査」という内容の記事を書いていきますね!!戸建てにお住まいの方で、今現在、雨漏りでお困りの方も多いのではないでしょうか?屋根や外壁は年数…
高槻市で屋根に台風の風災被害を受けたお宅は多かったと思います。
多くの屋根の被害報告を受けて調査し、原因をデータベース化すると特徴が現れます。
風災被害を受けやすいお宅には地理条件、周辺環境に地域の特徴がありました。
高槻市は人口34.9万人を擁する大阪部北部の北摂三島に位置し、面積要件から指定された中核市です。
大阪府郊外のベッドタウンながら、古くから通勤特急と新快速が停車し、人口密度は高く、住宅密集地が多い特徴があります。
住宅密集地域のお宅はそれぞれが風を止め合うので、風災被害を受けにくいのですが、それでも集落には境があり、最端部は外界に晒されています。
密集する集落の内部にも空き地やモータープールなど広い空間があります。
住宅密集地域は「猿団子」のような状態ですので皆で守り合いができますが、一番外側のお宅は城郭の砦として、厳しい環境のフロントロウになります。
街の屋根やさん宝塚店には、エリア管轄外の高槻市からも多くの屋根、波板、カーポート屋根の被害報告が寄せられました。
地域密着で活動をしている街の屋根やさん宝塚店にまで入る高槻市からのお問い合わせは、風災被害が多かったことを物語っています。
多くの屋根被害報告を承って調査を進め、その原因を集積して分類していくと、いくつかの特徴が浮かび上がってきます。
その中の一つですが、風災を受けやすい周辺環境が挙がります。その周辺環境を細かく見て行きましょう。
周辺環境と言われても抽象的過ぎてすぐには腑に落ちないと思います。周辺環境は唯一無二の物で、その地域固有のものです。
これをすべてに当てはまるよう表現するのが難しいので、このお宅の周辺環境をリアルに表現して、その一例を見て頂こうと思います。
このお宅は南側に正面を配する建て方になっています。そして一番大きな特徴は、南側と西側が大きく吹き抜けています。
吹き抜けと聞くと1階層以上の空間が、玄関やリビングルームに広がっている状態をイメージしますが、広い空間が存在する状態も吹き抜けと言います。
屋根葺き替え工事のために架設した足場が組まれた後に、落ち着いて周辺環境を観察することが出来た時に撮影した写真です。
屋根の上に立って北側に背を向けて南側を臨んで撮影しています。
住宅密集地にも関わらず空き地と田畑が広がり、以南には建物がありません。
建物や構造物がないので、もろに吹き抜けてきた風とその風の圧力を受けるロケーションに位置することが解かります。
風を運んでくるのは、主に気圧配置の落差が影響をしています。特に気圧落差が大きいときに強風が吹き荒れます。
建物が遮る以上の高さでは、実生活で感じる以上の風が吹いています。その風はあらゆる空間を通過していきます。
私たちの生活空間で、大きな空間は空き地以外にも多々存在し、その代表格は生活と経済活動、防災活動に欠かせない道路です。
道路は、私たちの生活活動や経済活動を円滑にしてくれる重要な社会インフラです。時に起こる災害の支援活動には最も役に立っています。
その道路は紛れもない空間として、風が運ばれてきますので、道路は必要不可欠な社会インフラでありながら諸刃の剣と言う側面を持ちます。
その地域で風が吹く傾向は性向として固有のものです。空き地や田畑の面積と位置状態、道路が建設されている条件も、地域を形成されてきた家屋の占有状態に因ります。
このお宅のすぐ南西側に田畑があり、写真の範囲以外にも、多くの田畑が広がっていますので、この地域は農家さんが広い範囲を営農していたことが解かります。
このお宅は1985年ごろに建築されています。掛布、岡田、バースの猛虎打線で阪神タイガースが21年ぶりの優勝を果たし、バブル景気へ向けて日本経済が異常な過熱ぶりを示していたころです。
いわゆる開発ラッシュの中で宅地開発されたひとつです。その頃は地球温暖化が台風に勢力を与える時代が来ることを誰も想像できていません。
南側と西側が開けているので、見晴らし、日当たり、風通しが抜群で、長らく快適な住環境でしたが、強烈な風が吹いた時には、それを最前線で受け止める状態だと言うことを、台風21号は知らしめました。
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