
2019.06.30
屋根工事に伴うトラブル<マンホール踏み割り> 屋根の葺き替え工事の時に、瓦満載のダンプで浄化槽マンホールを踏み割った。 3tダンプに満載された瓦は3tで合計6tの荷重は、鋳物のマンホールでも耐えられません。 コンパネでの養生では、6tの荷重には耐えられなかった事故事例をご覧くださ…

高槻市で瓦からカラーベストへの葺き替え工事をしています。
寄棟屋根の全部をカラーベストで葺き替えましたが、棟包み板金が翌日以降に残りました。
普通の屋根工事でも大丈夫なのですが、このお宅ではより安心できる特別な事情があります。
屋根面と屋根面が接合する部分を棟と言います。
切妻屋根では2面の屋根面ができますので、その頂上には大棟が1本走ります。
寄棟屋根では三角形の屋根2面と台形の屋根2面で構成されますので、最頂部の大棟1本と水流れで接合する隅棟4本の合計5本が走ります。
結論を先に申し上げると、屋根面の追い当て隙間からは雨水が入りますが、ルーフィングを張り終わった段階では雨漏りすることはありません。
棟における屋根材の追い当て状態を見てみたいと思います。
写真で見る限りでも何センチもの隙間が存在します。
きっちり寸分たがわず屋根材を追い当てたとしても、毛細管現象で雨水は入り込むのに、これで大丈夫だと言えるのでしょうか。
答えは大丈夫です!敷設したばかりのルーフィングシートは新鮮そのもので、経年劣化を全くしておらず、屋根の二次防水を完璧に果たしています。
屋根工事の途中で雨が降り、夜露が注ぎ、冬季には霜が降りて、屋根面に水分が生じることがあります。
その水分は棟で追い当てられた屋根材の隙間から入り込んでも、ルーフィングの上を流れ落ち、野地板に達することはありません。
高槻市で大阪北部地震と度重なる台風の強風被害を受けたお宅の瓦屋根葺き替え工事をしています。
高槻市はもとより茨木市を含め、近畿一円で多くの屋根被害が出て、おびただしい数の屋根復旧工事が行われています。
その屋根復旧工事は、応急処置作業と共に進められますので、工事対象物件にずっとかかりっきりになることが出来ない状態です。
雨漏りの心配がない段階まで進めたら、次の応急処置にかからなければならず、しばらく放置しても大丈夫な状態まで進めます。
野地板が露出していると、雨水や湿気、夜露、霜の影響を受けますが、ルーフィングシートが敷設されると、その心配から解放されます。
このお宅では瓦と葺き土を除去した後、構造用合板で野地板を補強し、ルーフィングシートまで敷き詰めていました。
そして次の工程に入るまでにずいぶんな時間がかかることを想定に入れていましたので、カラーベストを張り始める前に、もう一度新しいルーフィングシートを張りました。
時間がかかる屋根葺き替え工事事情が、二重ルーフィングを敷設する結果になりましたが、二重ルーフィングは屋根の雨漏り耐用年数を伸ばす、良い副産物を生みました。
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