2024.10.21
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加東市で行った「瓦屋根の銅板谷樋から雨漏りしている原因調査」という内容の記事を書いていきますね!!戸建てにお住まいの方で、今現在、雨漏りでお困りの方も多いのではないでしょうか?屋根や外壁は年数…
高槻市で台風21号の著しい屋根損傷を受けたお宅に足場が架かりました。
雨どいも吹き飛ばされて無くなっている箇所がありましたが、具体的な数量がはっきりしませんでした。
足場が架かって接近できるようになると、必要材料の正確な数量と、作業処置をする箇所もはっきりしました。
足場職人さんが高槻市のお宅に足場を架けてくれたおかげで、接近して被害箇所の具体数量を計測することができました。
およその数量は、事前に計測していた屋根面積から判っていましたが、正確な数量は接近してスケールを掛けなければ出ません。
軒樋の全数量は21メーター70センチでした。竪樋の全数量は2メーター60センチでした。
集水器4個、エルボ11個、継ぎ手14個、曲がり3個、止め2個が必要です。
概算費用はおよその把握でもお客様に提示することが出来ますが、不誠実なことにならぬよう正確な把握が出来た後にお知らせします。
ちなみにこのお宅の雨どいはNational製で、現在はPanasonicと改名されている世界的に有名な松下幸之助翁の企業の製品です。
Nationalと刻印されている製品は軽く25年以上前のものです。
同じ企業が製造しているとはいえ、現行の製品と往年の製品が適合するのでしょうか。
答えはYesです。角形の雨どいはモデルチェンジすると形状が変更されてしまう事が多いのですが、半丸型はほぼ同形状を保っています。
このお宅は築35年で、当時の雨どいは半丸型がほとんどでした。
最近主流化している角型ではなかったことが奏功しました。
台風で吹き飛ばされることなく残っている軒樋に、現在供給されているPanasonic製の半丸が適合しますので、必要最小限で修理することができます。
台風の強風で吹き飛ばされることがなかった部位も確認します。雨どいの損傷はなかったものの、軒樋を緊結するワイヤーが悉く劣化しています。
軒樋をワイヤーで緊結する箇所は、雨樋を受け止める支持金具が600mmピッチで設置されていますが、その箇所すべてが対象です。
寄棟屋根は屋根全周に軒樋が設置されますので、総延長は35メーターです。600mmピッチですから、59箇所ということになります。
これをステンレスワイヤーで順次緊結していきますので、屋根職人さん1人で1日かかる作業内容です。
台風で吹き飛ばされた軒樋を新しく用意した軒樋部材で接合します。竪樋も同様の作業をして復旧をします。
耐久性の高いPanasonic製の雨どい製品には、薄い圧延鋼板が仕込まれています。アイアンシリーズと呼ばれる所以です。
これが高寿命、高耐久の製品根拠です。しかしアイアンシリーズ雨どい部材の切断には金切りのこか電動サンダーを使うことになります。
雨どい修理に必要な部材を足場の上に順次揚げて行きます。
外部に設置されている防水コンセントから引いた電源でカットする電動サンダーも揚げて行きます。
雨どいの修理対象箇所付近に雨どい部材を置いていき、必要寸法をスケールで計測しながら、切断してエルボの規定角度に合致させながら納めて行きます。
屋根の勾配は、そのお宅の設計によって様々です。最も多用されるエルボ105°、60°、90°でも対応できない部位は、スライドエルボを使って対応します。
仮に建売住宅と言えど、建売業者の開発方針によって専用設計されているため、リフォーム工事業者の我々にとっては、現場合わせが欠かせません。
それを確認しながら修理工事を進めなければなりませんので、設計書が添付されたプラモデルを作り込むような簡単なものではない事情に直面します。
このお宅の台風被害を受けた雨どい修理工事には、屋根職人さんが専従しても、2日は十分にかかってしまう分量があります。
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