2019.09.30
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大阪北部地震で外壁にひび割れが生じたお宅は多いと思います。
屋根と同じくらい雨漏りする外壁のひび割れには慌ててしまいます。
外壁のひび割れの危険度と対処方法を実例を見ながら考えて行きます。
ひび割れは「クラック」とも呼ばれ、物質の表面又は内部に達している大小の割れ目の事を言います。手指のあかぎれもクラックの一種ですのでどんなものか想像できます。
手指のあかぎれも痛くて辛いものですが、外壁のひび割れを見てしまうと顔面蒼白になり、家が崩れるのではないかと心配になります。
モルタルで左官仕上げされた表面にリシン吹付をしたこのお宅の外壁は35年の時間が経過しています。見た目に乾燥している事がわかります。
実際に手のひらで触ると感じることができますが、細かい砂粒がポロポロと剥がれ落ちてくる状態で、乾燥度合いを表現しています。
モルタル仕上げの外壁に特有の症状と言うわけでなく、すべての外壁で確認できることであり、すべての物質に起こる老化現象です。
モルタル外壁が老化現象をしているところで、震度6弱の大阪北部地震に襲われましたので、外壁にひび割れが生じてしまいました。
自宅の外壁にひび割れが入っている状態を発見すると、多くの方が焦燥し、狼狽する方さえいらっしゃると思います。
モルタル外壁はセメント素材で左官成形されています。硬いセメントの外壁にひび割れが生じる訳ですから、慌てるのが普通でしょう。
もしかすると壁一面が崩れ落ちるのではないかと心配になるものだと思います。しかし一気に崩れ落ちる可能性は少ないと考えられます。
その理由はモルタル外壁の構造によります。家の躯体である柱や梁、桁に外壁用の木材が張り付け施工されます。
木質の外壁が出来上がると、その上には防水シートがタッカーで固定されながら、表面に張り巡らされて行きます。
次にいきなり練られたモルタルを左官職人さんがコテで成形していくのではなく、ラスという金網が防水シートの上から一面に張られます。
ラスは1mm以下の細い針金状の金属で編まれています。構造耐力は異なりますが、鉄筋コンクリートの鉄筋と同じ役割を果たします。
一般住宅の外壁に塗られているモルタルはせいぜい10数ミリ程度の厚みしかありません。骨材の粒子も細かいのでラスがモルタルを補強します。
ラスは細かい間隔で、タッカーで打ち付けられていますので、モルタル外壁の重量が壁一面にまんべんなく分散されることになります。
紙1枚を差し込むことさえ難しい程度のひび割れは、弾性力に富んだ塗料を染み込ませて埋めますが、ひび割れが少し広い場合はモルタルやシーリング剤を擦り込みます。
欠け落ちてしまった箇所は、モルタルで成形しなおすしかありません。角部であればきれいな直角を出すために定規を当てて作業をします。
浮き上がってしまっているモルタルは、一旦剥がし落としてしまいます。モルタルを補強しているラスが下地から浮き上がっているためです。
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