2024.08.16
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、三田市の現場からご紹介する「屋根重ね葺き工事の一部ので鳩小屋のリフォーム」を行った時の様子を書いていきますね!!スレート屋根は古くなるとひび割れなどが発生し雨漏りに発展するため、重ね葺き工事な…
宝塚市のマンションでJFEライン立平333のカバー工事をしました。
立平によるカバー工事のポイントを見ると、屋根剛性が高いことが解ります。
雨水の侵入を許さない立平の設計構造と、棟構造は雨水が侵入しない事も解ります。
近年片流れ屋根形状で、立平葺きの屋根が多く見られ、一種の流行とも思える傾向を感じます。
流行的によく見る片流れ屋根の特徴は、極めて勾配が緩い「緩勾配屋根」であることが解ります。
片流れ屋根はその構造上の理由から、雨漏りしにくい点で合理的な屋根形状と言える屋根です。
片流れ屋根であり、しかも緩勾配の場合、お約束のように立平333で屋根が仕上げられています。
どうしてJFEライン立平333が多く採用されているのでしょうか。その秘密を解き明かします。
JFEライン立平333のカタログを見てみると、完成された屋根の施工例を見ることが出来ます。
2枚の施工例がカタログに掲載されていますが、片流れ屋根、切妻屋根の施工例に大きな共通点があります。
屋根を横方向(桁方向)で見て行くと、嵌め合い設計に基づく縦リブがおよそ333mm毎に存在します。
次に屋根を縦方向(妻方向、水流方向)で見て行くと、屋根最頂部から水下の軒先まで継ぎ目がありません。
雨水が流れる縦方向(妻方向、水流方向)で雨水が入ることがない構造を立平の設計が示しています。
縦方向で継ぎ目がない事から、極めて緩い勾配でも採用可能で、5/100勾配まで耐えられます。
縦方向における最大の長さは12mまで可能になっているので、マンションの屋根にも十分使えます。
完成された屋根の施工例写真から縦方向(妻方向、水流方向)には、立平の継ぎ目である縦リブがあります。
縦リブは立平を嵌め合い接合するために設計された突起で、約25mmの高さの雄突起が、雌突起に嵌め合います。
(雄雌との表現は淫靡ですが、立平の雨漏りしにくい構造を説明するための慣用表現としてお許し下さい。)
立平は、横方向(桁方向)で狂いなく接合させるために設計されており、公差はミクロン単位であり接点は密着します。
密着している横方向(桁方向)の接合点では毛細管現象が起きにくく、雨水が入り込む余地は極めて少ないものです。
棟の構造を実際の工事から見てみましょう。棟包み板金を設置する前が一番わかりやすいと思います。
リブの高さが約25mmありますので、この上に棟包み板金を被せると、25mmの隙間が出来ます。
ここから雨水が吹き込ん出来ることがないよう、ケミカル面戸やエプロンを装着して遮水しています。
立平本体も、棟芯の追い当て部分を立ち上げていて、万一雨水が吹き込み、流れ込んでも堰き止めています。
最も水下を軒先と言いますが、軒先は折り曲げて、水切り板金の唐草に巻き込んでいます。
唐草は屋根の下地に直接ビス止めします。その間隔は450mmピッチで打ち込んでいます。
唐草の固定強度は十分で、材質もガルバリウム鋼板ですから腐食する事はありません。
唐草に巻き込まれた立平を剥がすには、ハゼ折り機がなければ不可能です。人力や風では無理でしょう。
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