2024.12.03
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、伊丹市で行った「3階建て屋上のゴムシート防水に防水工事の必要性があるのか無料診断」という内容の記事を書いていきますね!!屋上の戸建てに住まれている方で、今現在、防水の劣化や雨漏りでお困りの方も…
阪急石橋駅前ビルの屋上に草が生えていました。
屋上緑化ではないところに生える草は明らかに異常です。
屋上に生えた草は放置しても大丈夫か、抜くだけでいいのか迷います。
屋上や陸屋根の構造と防水面から、正しい処置方法により建物を守ります。
屋上に草が生える理由を考えてみます。植物が放出する種子や胞子が大気中に舞っていて、屋上にも降り積もります。
1ミリにも満たない種子や胞子は対流する空気の動きで、簡単に吹き飛ばされますので、屋上での残存時間は僅かです。
そこに雨が降るとどうでしょう。水分に表面張力や物質同士に働く引力により、その場に滞留する時間が長くなります。
大気中に浮遊するのは種子や胞子だけでなく、砂ぼこりなどの砂塵類も含まれていますので、それらと混同した状態になります。
砂ぼこりなどの砂塵類が一定量堆積すると、種子や胞子の温床が出来上がり、雨水が加わると発芽する環境が整います。
こうして屋上や陸屋根の表面に種子が発芽し、胞子を元とする藻類や苔類が生じ始めます。
屋上や陸屋根の表面は、雨水が流れやすい様に設けられた水勾配がありますが、その表面には微妙な凹凸があります。
その微妙な凹凸が、雨水と共に種子や胞子の洗い流しを阻害していますが、接近して実際の状態を見てみましょう。
シンダーコンクリートの表面はザラザラしている事が判ります。ミリ単位の凹凸に過ぎませんが、ミクロン単位の種子や胞子が留まるには十分な凹凸です。
シンダーの打ち継ぎに設けられた目地と打設された緩衝材は、コンクリート表面よりも洗い流しを阻害する要因になります。
屋上の中心を基準として、雨水は最も外側に排水されるように水勾配が設けられていて、側溝から排水口に流れて行きます。
雨水は屋上に降り積もる砂ぼこりなどの砂塵類と種子や胞子を側溝に流し運びますが、そこで滞留するものが残ります。
シンダー打ち継ぎの緩衝目地や、側溝、排水口に残留する堆積土砂を温床として、草が生え、苔が生じる特徴があります。
屋上に草が生え、藻類や苔類が生じることは自然現象ですから、自然界に生きている以上避けることができません。
普段の生活の中で砂ぼこりや砂塵類、種子や胞子を目視で認識することはなく、目や鼻による過剰状態を感じ取るだけです。
大気中に舞い飛ぶ微粒子がどの程度屋上や陸屋根に降り積もっているのか、その影響を意識することもないのが現実です。
しかし自然界に生じている循環メカニズムは、医学、微生物学、化学、物理学などの先端科学ほど難しい物ではなく、想像の領域で理解できます。
理解できる領域の範疇であって、梯子や足場がなくても登れる屋上や陸屋根は一般の人でも上がることは可能な空間です。
屋上や陸屋根に草が生える状態は、放置すると良くない変化を、点検により発見できる事を怠った異常な状態です。
油断し点検を怠ると屋上や陸屋根に草が生え、藻類や苔類が堆積し始める事実を理解して頂いたと思います。
この記事を読んでさっそく屋上や陸屋根に上がり、草が生えている状態を発見すると、引っこ抜くと思います。
それを無造作、無思慮に引っこ抜くと、いきなり雨漏りが始まる、予想外の二次被害に発展する場合があります。
街の屋根やさん宝塚店の実例ですが、屋上防水工事前の下地処理として草を引いた直後に雨が降ると、雨漏りした事がありました。
(屋上の下地処理としての草引きから防水工事が完了するまでの期間に雨降りの日がはさまったのです。)
抜かなければならない草を引くと、なぜ雨漏りし始めたのか。引き抜いた草の根の到達領域が雨漏りに関与していました。
植物の根は力強く深い領域に達していて、屋上のシンダーコンクリートやアスファルト防水を突き抜けていました。
種子や胞子の種類も様々で判別することは不可能な中、発芽して根を下ろし始めると、草なのか木なのか判りません。
発芽した種子が木であった場合は、樹木を目指して生育し始めるので、その根は強力に深く下ろし始めます。
一定レベルに生育した草木の根はミリ単位に達し、引き抜かれた根の痕跡に生じる空間から雨水が侵入して雨漏りに発展したのです。
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