2024.10.21
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加東市で行った「瓦屋根の銅板谷樋から雨漏りしている原因調査」という内容の記事を書いていきますね!!戸建てにお住まいの方で、今現在、雨漏りでお困りの方も多いのではないでしょうか?屋根や外壁は年数…
大阪北部地震から数えると半年近く待った瓦屋根の葺き替え工事です。
屋根やさんも早く屋根工事を終わらせたいのですが、一番待っていたのは施主様です。
ついに瓦屋根の葺き替え工事が始まり、円滑で支障がない工事の第一段階の足場架設に入ります。
高い位置の工事をする時に欠かせない足場が架かっている風景は、街中でしばしば見ることが出来ます。
足場を架けるにも費用がかかりますので、なるべく足場を架けることなく工事をしたいと屋根やさんも思っていますが、そうは行かない事情があります。
2メートルを超える高さで作業をする時は、作業者の安全確保の観点から、足場を架設することが法律で義務付けられています。
労働安全衛生法がこれを要請していますが、過去から高所作業事故が起こってきた反省が法律が出来ることになった原点です。
一般によくある室内照明灯の電球を交換する作業でも骨折などの重傷を負うことがありますので、6メートルを超える屋根工事では必ず架けなければなりません。
建物の周囲を全部囲うように組み上げて行き、メッシュシートで覆いつくしてしまえば終わりという訳ではありません。
最も幅のある家の外周に沿って組上がっていくと、屋根や外壁から足場が離れてしまい、足場の意味がなくなる部分が生じます。
工事対象のお宅の、どの部分で、どんな種類の工事をするのかに応じて、必要な高さ、長さの足場を組む必要があります。
屋根工事で瓦の葺き替え工事の場合、大量の古い瓦と葺き土を5トンから6トンは運び出しますので、なおさら架け方が重要です。
このお宅の場合は、大屋根の瓦を下屋根に仮置きすることができるよう、ステージ(櫓)を設けました。
バケツリレーが出来る程の職人さんを入れると、瓦を降ろし終わった後は手が余り不経済ですのでこの方法です。
このお宅の西側は、隣地のモータープール(月極駐車場)に近づいて建てられていて、屋根の軒天井がせり出しています。
足場の垂直単管とフットベースは、隣地境界の基礎ブロックの上に立てなければなりませんので、隣地地権者の了解が必要です。
また屋根工事をしているときに瓦や葺き土、加工する時に出る金属破片などが落ちてしまうと、駐車車両を傷つけます。
落下防止用メッシュシートを張り巡らし、それが風でたなびくと駐車車両を摩損させる可能性があるので、一層の配慮と留意が必要です。
事前に地権者に工事予定と、どのような配慮をするつもりであるかを間違わず伝え、快く了承して頂く必要があります。
足場職人さんは、作業開始前に工事対象のお宅全体を観察し、どこから架け始めるべきかを考えます。
足場が安定的に自立するためには、4面が連結されている必要があります。不安定な状態の3面までのリスクを下げたいのです。
このお宅は裏手から架け始めると剛性を出しやすいので、裏手、左横手、正面への順で架けて行き、最後に右横手を組むことにしました。
裏手にはベランダがあり、正面には外溝ブロックがあるので、これらに足場をクランプすれば、1面だけ、2面だけでも安定するからです。
工事対象の建物によって、足場を架設する時に考えておかなければならない事、神経を注いでおくべき事などは様々です。
隣地に分譲マンションや賃貸マンションなどがある場合は、お隣の居住空間が見えてしまう場合もあります。
見ようとしているわけではないにせよ、偶然に目線が逢ってしまうようなときは、なんとなく罪悪感が残るものです。
また通行人や通行車両の目線で見たときに、職人さんが工事で何かものを落とした時に、飛び出して来ないかなどの不安感を与えないようにもしなければなりません。
足場で最も怖いのは強風です。どんな強風が吹きつけても倒壊しないよう剛性を完璧にすることだけは毎回必須です。
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