2024.11.21
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、宝塚市の戸建てにお住まいの方から「屋上のシート防水を無料点検してほしい」というご相談を頂いたので、調査へお伺いした時の様子を書いていきますね!!屋上に使用されるシート防水にはゴムシート防水や塩…
鉄骨造のベランダにはコンクリート土間の床が出来ています。
コンクリート床だから雨水が浸み込まないと思っている方が多くいます。
しかしコンクリート床からはいとも簡単に雨水が浸み込み、部屋の中が水浸しになることもよくあります。
ベランダとバルコニーはほぼ同義語として取り扱っても大きな問題はありませんが、厳密には違いがあります。
「屋根がある」のがベランダで、「屋根がない」のがバルコニーと言うのが、簡単な説明方法です。
屋根の構造は問いません。波板でも、ポリカーボネート板でも、建物の一部としての屋根でも、屋根が在ればベランダです。
屋根がないバルコニーよりも、屋根が在るベランダの方が雨の影響は受けにくいことは事実です。
横方向は開放的な空間がありますので、斜めに降り注ぐ雨水はベランダでも防ぎようがありません。
ベランダもバルコニーも屋外である事に違いがありませんので、どちらも自然環境の影響を受けてしまいます。
多少の差はあれ入り込む雨水を遮水する防水能力が保たれてなければ、下地が頑丈なコンクリートでも早晩雨漏りが始まります。
鉄筋コンクリート造のマンションに大掛かりな足場が架けられて、10年から15年に一度は大規模改修工事を行います。
マンションの外壁はタイル仕上げ、塗装仕上げがされていますが、タイル目地の隙間から、劣化した塗装表面から雨水が入り込むからです。
タイル目地から内部へ、塗装表面から内部へ入っても、コンクリートは水を弾くと思われますが、コンクリートには継ぎ目があります。
水平面と垂直面、水平面と水平面、垂直面と垂直面で、どこかに必ずコンクリートの打ち継ぎ面が存在しますので、そこから雨水が入り込みます。
木材、紙や繊維などよりも吸水しにくい性質を持っていますが、コンクリート自体も極めて遅い速度ながら水分を浸み込ませます。
吸水する時間が極端に遅い速度であり、多少吸水しても乾燥する水分量の方が多いので、雨漏りに気付きにくい事から油断するのです。
本当によく観察しなければ気付きませんが、ベランダの床面には微妙な傾斜が設けられています。これを水勾配と言います。
ドレンと呼ばれる排水口は、ベランダの両端に1箇所ずつ設けられていますので、中央が一番高く両端が低くなるよう設計されています。
水勾配は極端な傾斜ではなく、ごく微妙な傾斜です。極端な傾斜が生活領域にあっては生活しにくいので、経験則から妥当な範囲に置かれます。
こちらのお宅は10年くらい前にベランダ土間にウレタン防水工事をしたようで、まだ大丈夫なように思えます。
よく細部を観察していくと、ウレタン防水表面に亀裂が入り始めている事が判ります。
ベランダ土間の水勾配は1000分の5から1000分の10程度が許容範囲です。
1m進むと5mmから10mmの落差がある状態です。
この程度の水勾配であれば、斜めに降り注いで入ってくる雨水は、じわりと流れて行く程度になります。
物質同士がひきつけ合う万有引力や表面張力などの作用も働きますので、雨水が流れて行く速度は限られます。
水勾配が設けられているとはいえ、亀裂に水分が到達したら、ごく僅かな段差の亀裂が排水を邪魔することになります。
亀裂内部に乾燥した吸水物が存在すると、吸水限界まで雨水を吸い込むので、その水分が内部浸食を始めます。
内部浸食の進行は見えない場所で起るので、その症状が表面に現れて目視できる時には手遅れになっているのです。
目視して判る状態になる前に、定期的にベランダ防水の点検を行って下さい。ご自分で出来ない方は街の屋根やさん宝塚店にご依頼ください。
数々の雨漏り症例を見てきた街の屋根やさん宝塚店は、「まだ大丈夫」「もう限界」などお客様目線で意見を申し上げます。
営業色が強い業者が多くいますが、自分の家だったらどうするかを忘れず判断をしておりますので、ご安心頂けると思います。
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