2019.09.30
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阪急石橋駅前ビル屋上にプレハブハウスが建設されています。
ビルやマンションの屋上でよく見るプレハブハウスは安全なのか。
プレハブハウスの利用許可要件から、その安全性を考えてみます。
分譲マンションやオフィスビルの屋上では考えられませんが、賃貸ビルやマンションの屋上ではしばしば見る光景です。
阪急石橋駅前ビルの屋上にはプレハブハウスがありました。屋上防水工事の邪魔になるので、一時撤去が出来ればベストです。
組み立て工法で出来上がったプレハブも、そう簡単に撤去することが出来ない重量、質量とコンクリート基礎があります。
そして基礎の上に載っているだけでなく、アンカーボルトを躯体であるスラブまで打ち込んでいますので、固定強度は十分です。
一定の規格性を持つ部材を現場で組み立てて仕上げる手法の建築物または構造物の一種をプレハブと言います。
その部材は製造会社の工場で加工し生産されるので、建築現場では組み立て作業に徹するので早く仕上がります。
プレハブには現場で建材を加工し組み立てて設置する作業にかかる時間を大幅に短縮できる長所があります。
一方で規格化された部材を使用するので、仕上がる規模には一定の基準に従わなければならない柔軟性の悪さがあります。
また簡易的な設計に基づく構造から耐久性の低さが特徴で、一定期間で解体される工事現場の事務所などに向いています。
ユニットハウスやコンテナハウスも建築現場での加工作業が簡易性で似たものですが、厳密には異なる構造の建築物です。
簡易的な設計に基づく構造のプレハブハウスの場合、長期にわたって居住する建築物として認識するのは難しいでしょう。
大型の工事現場では、事務所や倉庫としてプレハブの仮設設備が建設されますが、数年から長くても10年程度です。
遠隔地の工事現場であれば通勤が困難になりますので、住み込みで業務に従事する方々の居住スペースが設けられます。
ダム工事やトンネル工事、鉄道工事、河川護岸工事、橋梁建設工事などは軽く10年を要することもしばしばです。
プレハブハウス利用目的の実情からその期間が10年程度であれば、居住空間としての利用は問題ない物と認識できます。
阪急石橋駅前ビルの屋上に設置されたプレハブハウスは12年前の建設ですので、居住用としては不適になったと考えられます。
居住空間は、建築基準法に基づく一定の強度が確保され、建築工法の法定耐用年数期間にわたって守られるべきです。
この仮設設備としてのプレハブは、居住用以外の利用方法、倉庫や物置などの空間としての利用であれば適合です。
プレハブの簡易的な設計に基づく構造から、時間の経過とともに耐久性が低下している可能性が考えられるからです。
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