2024.10.19
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、伊丹市の戸建てにお住まいの方から「剥がれが発生しているベランダのFRP防水を調査してほしい」というご相談を頂いたので、無料調査へお伺いした時の様子を書いていきますね!!ベランダに使用される防水…
阪急石橋駅前ビル屋上に大きな水たまりが出来ました。
セメント成分が洗い流されたシンダーは遮水能力が落ちています。
これと同じ状態の屋上であれば、最適な防水工事を知ることが出来ます。
ビルやマンションの最上階の屋根は、陸屋根と言うほぼ水平に近い屋上構造(屋根構造)である場合がほとんどです。
その表面をよく観察してみましょう。様々な防水工法がありますが、ほとんどは次の3つに分類することができます。
①コンクリートが露出している屋上は、構造躯体であるスラブに防水膜を張り巡らせて、その上からシンダーコンクリートが打設されています。
②コンクリートのような表面が見えてなく、その表面が一定に広がっている状態は、ウレタン防水工法で仕立てられています。
(ちなみにこの状態は防水層が完全に劣化していて、ウレタン防水層を作り直す必要がある状態です)
③およそ1メートル程度の一定幅の継ぎ目が長い状態で存在する場合は、塩ビシート防水かゴムシート防水でしょう。
④一定幅のシートが張り巡らせている状態は塩ビシート防水やゴムシート防水に似ているが、表面がザラザラしているものはアスファルト防水である可能性が高いです。
築30年を経過したにもかかわらず、屋上防水計画を策定せず、ほぼ放置に近い状態で現在に至っている屋上です。
屋上の構造と建築資材の性格を知ると、いままで雨漏りしなかった事は運が良かったとしか言えませんが、ここからは危険ゾーンと考えるべきです。
30年間屋上床のコンクリートが洗い流されて、セメント成分が流出しているシンダーとアスファルト防水膜の限界点から、雨漏り間近だと考えられます。
しかしコンクリートが剥き出しの屋上は、これ以降ほとんどの防水工法を選択することが出来るメリットが残っています。
現在の防水工法から、異なる防水工法に変えて行く場合には、カバー工法を難しくさせるデメリットが立ちはだかります。
カバー工法は屋根や外壁、屋上、陸屋根などで現在盛んに採用されている工事方法で、今までの状態をそのままに次の防水工事を行う事です。
アスファルト防水、ゴムシート防水、塩ビシート防水、ウレタン防水、FRP防水など多くの防水工法で屋上が守られています。
今までの防水層、防水塗膜をそのままに、次の新しい防水工事によって防水層や防水塗膜を造っていく工事をカバー工法と言います。
屋上防水のカバー工事は、今までの防水層や防水塗膜が、次の新しい防水層や防水塗膜に影響するので、全ての屋上や陸屋根に適用されるわけではありません。
FRP防水工法は、様々な防水工法の中で最も安価です。その上FRP防水層の耐用年数は極めて長いことがその理由です。
FRPとは「FiberReinforcedPlastics」の頭文字を羅列した略称で、どんな素材かを知りましょう。
日本語では繊維強化プラスチックと表現され、エポキシ樹脂やポリアミド樹脂、フェノール樹脂などを、ガラス繊維や炭素繊維をと複合させて成形されます。
代表的なFRP製品はプレジャーボートや漁船の船体、屋形船、ジェットスキー、マリンジェット、果てはバスタブを形作る基本素材として知られています。
魚釣りをする方ならば、バスボートやヘラ船、貸しボートなどで身近な存在として知られていますが、ほとんどがFRP素材です。
岩礁に乗り上げる一定以上の衝撃を与えなければ、FRP製の船体は30年以上ノーメンテナンスでも浸水することはありません。
(実際には様々な局面を想定して、プレジャーボートや漁船、屋形船、貸しボートは、点検とメンテナンスが行われています)
私の父が趣味のヘラブナ釣りのために保有している釣り船は、40年以上も毎日毎日直射日光を浴びながら自宅敷地内に放置していて今もなお安全に使用できるからです。
実際の経験値から、FRP防水は屋上や陸屋根、ベランダ、バルコニーの防水工法として最強だと言える所以です。
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