2024.10.19
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、伊丹市の戸建てにお住まいの方から「剥がれが発生しているベランダのFRP防水を調査してほしい」というご相談を頂いたので、無料調査へお伺いした時の様子を書いていきますね!!ベランダに使用される防水…
阪急石橋駅前ビル屋上の防水工事計画でオーナーの意向を聞き取りました。
屋上フェンスが内側過ぎて、屋上にデッドスペースが多い不満を感じていました。
屋上防水工事前であればデッドスペースの解消にロスがなく、屋上防水工事前で良かった例です。
ビルやマンションの屋上はほぼ平面な空間が広がる陸屋根と言う屋根構造にあることが多いものです。
阪急石橋駅前ビルは鉄筋コンクリート造3階建てで、その屋上は水勾配しか傾斜がない陸屋根です。
屋上に上がる経路を設けていないビルやマンションでは不要ですが、上がれる場合は転落防止柵が設けられます。
このビルの屋上の転落防止柵の位置を見てみると、およそ700mm程度内側にオフセットしています。
51.7坪の地所に法定建蔽率を守ってビルが建てられて、1フロアの床面積は120㎡あることになります。
しかし転落防止柵が700mmも内側にオフセットしていると、単純計算で30㎡もの面積ロスが生じている事になります。
30㎡の広さは、少しゴージャスなワンルームマンションか1DKマンションくらいのスペースを失っているのと同じです。
屋上はテナント入居者の憩いの場として開放しているとの事で、デッドスペースがなければもっと喜んでもらえるはずです。
現在の屋上フェンスはコンクリートで築造されたパラペットに基礎が埋設されて、その鉛直線上に設置されています。
フェンス外側には、垂直のパラペットと床面で出来る空間を化粧し防水するカラーベスト屋根が葺かれています。
カラーベストの先には建物と一体成型されたコンクリート製の雨どいが塩ビシートで防水されていますが、塩ビシート防水はパラペット立上り全体まで入っているはずです。
カラーベストの屋根の役割はデザイン性のために葺かれたもので、雨水から守る屋根材ではないと判断できます。
カラーベストの内部は空洞であり、軽量鉄骨の小屋組の上に、ルーフィングシートもなく葺かれているでしょう。
パラペットの立ち上がりまで塩ビシート防水が入っているのであれば、カラーベストがなくても雨漏りする事はありません。
鉄筋コンクリート造3階建てのビルの屋上は、ほぼ4階の床面と同じ高さにありますので、想像以上の風圧を受けます。
屋上フェンスは鉄製で、編み目格子状の形状ですが、台風などの極端な気象条件でなくても相当な風圧に晒されています。
屋上の最も外側のコンクリート製の雨どいに屋上フェンスを設置することはできませんが、外壁の鉛直線上には設置することが可能です。
鉄筋コンクリートの建物は、基礎、壁面、床面(天井面)、屋根面を、建物にかかる荷重を受け止める躯体として設計されます。
躯体の一部である外壁は屋上まで続き、屋上屋根のスラブと共に躯体を構成しているので、外壁の鉛直線上にある壁面真上であれば、設置強度が保たれます。
現在の屋上フェンス位置よりも、外壁に連続する鉛直線上にある方が、建物への重量負荷は軽減され理想的な状態になります。
もし現在の状態に則して屋上防水工事を行ってしまったあとに、オーナーの不満の解消には二度手間がかかります。
再度足場を架ける費用負担が発生するばかりか、追加施工した際に生じる屋上防水層の継ぎ目が出来てしまいます。
FRP防水工法、塩ビシート防水工法でも継ぎ足すことは問題なく、その費用が過大になることはありません。
しかし一体成型された防水層を造って行けば、雨漏り疑念箇所を減らすことにつながるので、理想的な防水工事になります。
屋上防水工事をする時に限らず、屋根工事、外壁塗装工事においても、施主様の意向や不満点をよく聞いたうえで、工事計画を策定することが大切です。
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