2024.08.16
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、三田市の現場からご紹介する「屋根重ね葺き工事の一部ので鳩小屋のリフォーム」を行った時の様子を書いていきますね!!スレート屋根は古くなるとひび割れなどが発生し雨漏りに発展するため、重ね葺き工事な…
このマンションは屋根カバー工事と外壁塗装工事のために足場を架設して、接近観察することで外壁タイルの不具合を目の当たりにしました。
足場が架設されても「まだ大丈夫かな」と思っていましたが、干渉目地のコーキングを剥がした時と、新しくコーキングを打設した翌日にコーキング表面に気泡ができた理由を知って、「これはまずい」と実感したことで本格的に外壁タイル補修を検討しました。
ここで悩む理由となったものは、部分補修だと損傷個所だけが新しいタイルになるので、どうしても部分補修をした箇所と既存のタイルと色調が整わず、見栄えが悪くなるのではないかという点です。
もう一つの理由は、築22年目のマンションですから、今は健全に接着されているタイルも経年劣化があるはずであり、部分補修をしても、やがて既存のタイルの補修をしなければならない時期が早晩やってくるのではないかと言う事でした。
賃貸マンションと言えど外観が与える印象は、居住者様方にとっては重要な事です。部分補修をしてモザイク的な印象を残す結果は、居住者様の期待を裏切ります。
これはマンションオーナー様には不本意なことで、安全で快適だけではなく、入居当時の期待を裏切らない点でも重要な事です。
外壁タイルの部分補修は、補修部分だけ違う色調になってしまいます。少し離れてマンションを観察すると、部分補修をしたことが鮮明に分かります。
それが既存のご入居者とこれから新たに入居を考える方々に、期待を裏切り、良くない印象を与えることを避けたいから全部補修を考えました。
部分補修だと補修した部分は少し離れて観察すると、すぐにそこだけを補修したものと分かります。でもきちんと補修をしたのだと解る事も、部分補修の長所です。
一方マンション本体とは色調が異なるものの、ベランダとバルコニー外壁全体を補修したら、全体調和の観点から違和感がなくなります。それが全部補修の長所です。
築22年と言えども、今もなお健全に接着している外壁タイルは、以降も接着し続け健全であり続けます。そのタイルを剥がすことには一定のリスクが伴います。
健全なタイルはALCに22年の時を経て密着をしています。それを無理に剥がすと、外壁下地のALCが塊となって剥がれてくるのが最大のリスクです。
30年以上タイル工事に従事してきたタイル職人さんに意見を乞うと、「今もなお密着しているタイルはそのまま健全に役割を果たし続けるはず。
それはわざわざ剥がさずに残存させて、浮き上がっている箇所だけを補修する方が、ALC下地を守る観点では賢明だ。」と言ってくれました。
革新的な技術が台頭している場合は別ですが、人の歩みは例外的な端境期を除いて、一歩一歩歩んでいる尊い経験値に裏打ちされています。
何百、何千と事例、症例を見てきた本職の職人さんの見解は的を射ています。そんな誠実なタイル職人さんの意見を素直に受け入れることが最善の結果につながります。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん宝塚店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.