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築5年バルコニー外壁のコーキングが切れている理由を考える


バルコニー手摺は建物外壁との接点にコーキングが打たれている
バルコニー外壁にはデザイン性と通気性を求めて開口部が設けられている

バルコニーには落下防止と目隠し目的のために外壁が設けられます。その外壁にはデザイン性と通気性を考えて開口部を作ります。


一体成型された大量生産工業製品であれば雨水が入る余地はありませんが、ほぼすべての建物は現場で組みあがっていくオーダーメイド品です。


オーダーメイドのカスタマイズ商品である建物は、無数の建築資材で構成されますので、各所に継ぎ目が存在します。継ぎ目は隙間そのものですから、必ずそこから水分が侵入します。


存在する継ぎ目から水分が侵入しないようにシールする必要があります。それをコーキングとも言います。化学樹脂成分のコーキング材は隙間を埋めてくれます。

建物外壁とバルコニー手摺との接合部分のコーキングが切れている

このお宅のバルコニーには、開口部が8箇所あります。その全てを確認しましたところ、開口部の端部すべてのコーキングは問題ありませんでした。


建物本体とバルコニー壁面との継ぎ目、バルコニー壁面の継ぎ目のコーキングだけが切れていました。

サッシ周囲、特に上端のコーキングが重要ですが、まだまだ切れていません。

同じく東向きの建物本体外壁に設けられた開口部にはサッシ窓があります。その周囲にはコーキングが打設されています。


その全部を確認しましたが、コーキングが切れている、切れ始めている箇所はありませんでした。


なぜバルコニー壁面に関する継ぎ目だけが切れているのでしょうか。

建物本体と屋根がないバルコニーは躯体強度が異なるので、固有の振動周期も異なる

ベランダとバルコニーの違いをご存知でしょうか。大きな違いは屋根があるか無いかです。屋根があればベランダで無ければバルコニーと呼びます。


実はそれ以外にも屋根の構造に違いがあります。これとこれも屋根があるのでバルコニーと呼ばれます。しかし構造的に決定的に違いがあります。


前者は屋根が建物の躯体とは切離れています。後者の屋根は建物の躯体の一部をなしています。これがどう違うのでしょうか。

以前のブログで長周期地震動のお話をしたときに、物質には固有の振動周期がある事を申し上げました。物質固有の振動周期とは、物質の性質に応じて異なる振動周期が起こる事です。


建物に使われる建築資材は多種多様です。コンクリート、石、鉄、アルミ、ステンレス、プラスチック樹脂、ガラス、紙、布と挙げれば暇がありません。


そんな全ての物質は同じようには振動をせず、それぞれ異なる振動をします。その全部を解析して相互に与え合う影響を測定することは不可能です。


大雑把な発想ですが、簡略化して考えることはできます。建物本体と付加物と言う区分をして考えることにし、このお宅も本体とバルコニーに分けて考えます。

屋根がないバルコニーには構造強度を司る柱や梁がありません。建物本体とバルコニーは振動周期が異なることが分かります。


わずか築5年のお宅ですが何回かは地震が発生し、風圧や通行車両の影響も受けます。コーキングが切れる理由として揺れの影響は無視できません。

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