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西宮市T様邸FRP防水工事の中塗り樹脂が硬化しない理由は


FRP防水の中塗りは塗装ではなく樹脂層を成形している

FRP防水は下地の上にガラス繊維基材を敷き込んで、FRP樹脂をローラー塗布します。この樹脂は下地とガラス繊維基材に浸潤します。


下地は構造用合板ですのでゲル状のFRP樹脂を吸収します。ガラス繊維基材もFRP樹脂を吸収しますので、異質な物質が一体化します。


下地と防水層の分離層が形成されるのではなく、下地とFRP防水層が一体化することがFRP防水の最大の特徴です。


そのFRP層をさらに強化させるために中塗り工程に入ります。ここで使用するのは塗料ではなく樹脂ですので、さらなる防水層を形成します。

FRP防水の中塗り樹脂も立ち上がり部分を優先して進めます

バルコニー外壁とFRP防水層の境界には水切り板金が敷設されていますので、立ち上がり部分と水切り板金の境界部分は最も気を遣います。


平面部分は塗布量を守りながらローラーで一気に進め、作業後は十分なオープンタイムを取って適切な乾燥と硬化をさせます。


化学反応が始まった樹脂からは人体に有害なガスが発散されますので、職人さんは深呼吸をしながら次の工程のための乾燥を待ちます。


しかし1時間のオープンタイムを確保したにもかかわらず、乾燥と硬化が始まるはずの中塗り樹脂が硬化しません。


この状態では仕上げのトップコートを塗装することもできませんので、経過観察を続けます。しかし一向に硬化し始めません。

FRP樹脂は硬化剤が添加された瞬間から化学反応を開始しますので、すばやく一気に樹脂を塗布します

今は7月25日、猛暑で日本列島全体が苦しんでいる時期です。特に今年の夏の暑さは異常です。7月前半から連日35℃以上を記録しています。


真反対の季節は冬ですが、今年の冬は寒い日が多く続きました。最高気温が1桁台前半という極寒期を大陸由来の寒波が作出しました。


FRP樹脂メーカーに問い合わせをすると、真夏や真冬の両極にある時期には、主剤に硬化剤が添加されたあとの化学反応が遅いことがあるとのこと。


暑すぎても寒すぎても、建築資材の最大効果であるベストパフォーマンスが発現するタイミングが遅れると言うことを示唆しています。

もう一つ考えられる理由は、主剤と硬化剤の混合比率が適切ではない状態であったことです。しかし硬化剤の配合比率は間違いません。


硬化剤はポリタンクに詰められていますが、配合比率が多すぎると発火するほどの熱硬化材料ですので、指定の別容器に移します。


この指定の別容器にはキャップが計量器になっていますので「フールプルーフ」、規定量を間違うことがない仕組みになっています。

猛暑は作業職人の体力のほか、樹脂の化学反応も鈍らせます

お施主様には申し訳なく心苦しい面持ちでいっぱいですが、事情を説明して予定工期が伸びてしまう事にご了解を頂きました。


無理に納期通り仕上げても、ベストパフォーマンスを発揮しない防水工事は意味がありません。安心できる防水工事品質のために妥協しません。


しかしこれで追加費用を頂くこともありません。雨漏りしないFRP防水工事の完遂に専念するため、納期が延びてもやり切ります。


翌日の朝、奥様が外出される前に再確認のために訪問しました。しかしまだ樹脂が手に付く状態です。これが続くならばやり直し工事をします。

雨後にFRP樹脂中塗りを確認すると硬化して乾燥していた

さらに時間を空けて3日後の朝に、あらためて状況の確認訪問をしました。すると完全に硬化していました。にわか雨の雨水を弾いています。


爪で叩いても堅い音がします。時間はかかりましたが、正常な中塗り樹脂層が形成されました。品質に問題がないと判断できます。


あとはトップコートの塗装をして仕上げを待つのみです。台風12号が接近していますが、防水能力には問題ありませんので、天候の回復を待って仕上げます。

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