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マンション共用階段大屋根雨どいの逆勾配を修正してみる2


雨どい(軒樋)の端部(耳)がH型鋼の上に乗っている状態が雨どい(軒樋)が下がらない要因でした

前回のブログで竪樋に伸縮継ぎ手を設置したことで、上下方向の自由度が70mm確保されたにもかかわらず、およそ10mmしか竪樋が下がりません。


なぜ竪樋が下がらないのかを観察してみました。するとその理由が判りました。


軒樋の端部がH型鋼と干渉していて、その上に乗っていることが判りました。

雨どい(軒樋)と吊り金具、H型鋼の位置関係を断面図で見ると雨どい(軒樋)が下がらない理由がよくわかる
雨どい(軒樋)の吊り金具にラッシングベルトをかけて絞って行くと、雨どい(軒樋)がH型鋼から距離ができることになる修正作業

この軒樋は吊り金具で折板屋根からぶら下がって支持されている状態にあります。吊り金具は折板屋根に開けられた穴を貫通してボルトが上に抜けています。


折板屋根の上からナットで固定される仕組みです。手書きで恐縮ですが、断面図はご覧の通りです。


ボルトの位置は屋根に開けられた穴で決められてしまっていますので、ボルトを曲げることで位置を修正することができます。


10mm近い太さのずん切りボルトを曲げて修正するのは、狭い箇所でもありますので、人力では到底不可能です。


ラッシングベルトを使って挑戦してみます。ずん切りボルトと反対側にある鉄骨の柱を利用して、引き寄せるような力を加えて行きます。

雨どい(軒樋)の吊り金具を修正する事で、雨どい(軒樋)の端部(耳)とH型鋼の干渉状態が解消した

これで軒樋が下がる状態になりました。折板屋根の上に上って、固定しているナットを緩めてみます。しかし下がりません。


なぜ下がらないのか、もう一度細部を観察してみます。


すると軒樋の端部に設置されている「止め」と呼ばれる雨どい部品がH型鋼と干渉しているから下がらないことが判りました。

雨どい(軒樋)の端の蓋を「止め」と言いますが、これがまだH型鋼と干渉しているので下に下がってきません

写真をご覧いただくと解りますように、大変に狭い場所です。手すら入らない程の隙間しかありません。


「止の」角を削ることができれば干渉している状態を解消することができますが、切削道具が入りません。


干渉している部分はわずか数mm程度ですから、本当に歯がゆい思いになります。

ここは思い切って軒樋の端部を切断します。問題はこの軒樋はNationalと書いてあるように、ずいぶん古い建材であることが判ります。


現在はPanasonicですから、廃番商品です。軒樋の端部を切断するのはいいですが、「止め」と呼ばれる雨どい部品が手に入りません。


本当に困りました。切断することで軒樋の止めとH型鋼は干渉しなくなりますが、「止め」がなければ流れてきた雨水が軒樋から流れ出てきます。その対策を再び練ることにしました。

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