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ALC下地の外壁タイル補修は全補修でなく部分補修で十分なのか


足場が組まれて外壁タイルに接近することが出来ると、剥落寸前の危険な状態が分かった

このマンションは屋根カバー工事と外壁塗装工事のために足場を架設して、接近観察することで外壁タイルの不具合を目の当たりにしました。


足場が架設されても「まだ大丈夫かな」と思っていましたが、干渉目地のコーキングを剥がした時と、新しくコーキングを打設した翌日にコーキング表面に気泡ができた理由を知って、「これはまずい」と実感したことで本格的に外壁タイル補修を検討しました。

タイルを部分補修すると既存のタイルと色調が合わず、補修箇所が目立つ欠点がある

ここで悩む理由となったものは、部分補修だと損傷個所だけが新しいタイルになるので、どうしても部分補修をした箇所と既存のタイルと色調が整わず、見栄えが悪くなるのではないかという点です。


もう一つの理由は、築22年目のマンションですから、今は健全に接着されているタイルも経年劣化があるはずであり、部分補修をしても、やがて既存のタイルの補修をしなければならない時期が早晩やってくるのではないかと言う事でした。

外壁タイルは何千枚にも及びますが浮き上がっている箇所をエクセルシートに落とし込んで明確に記録しておく
大変に手間のかかる作業ですが、不具合のある外壁タイルの箇所を正確に記録するために、打診検査をしてエクセルに落とし込んでおきました。

賃貸マンションと言えど外観が与える印象は、居住者様方にとっては重要な事です。部分補修をしてモザイク的な印象を残す結果は、居住者様の期待を裏切ります。


これはマンションオーナー様には不本意なことで、安全で快適だけではなく、入居当時の期待を裏切らない点でも重要な事です。


外壁タイルの部分補修は、補修部分だけ違う色調になってしまいます。少し離れてマンションを観察すると、部分補修をしたことが鮮明に分かります。


それが既存のご入居者とこれから新たに入居を考える方々に、期待を裏切り、良くない印象を与えることを避けたいから全部補修を考えました。

部分補修だと補修した部分は少し離れて観察すると、すぐにそこだけを補修したものと分かります。でもきちんと補修をしたのだと解る事も、部分補修の長所です。


一方マンション本体とは色調が異なるものの、ベランダとバルコニー外壁全体を補修したら、全体調和の観点から違和感がなくなります。それが全部補修の長所です。

タイルを斫ると下地までボックス役物についてきて欠損してしまいます
健全に密着しているタイルまで斫ると、浮いているタイル以上に大きく下地が欠損する

22年と言えども、今もなお健全に接着している外壁タイルは、以降も接着し続け健全であり続けます。そのタイルを剥がすことには一定のリスクが伴います。


健全なタイルはALCに22年の時を経て密着をしています。それを無理に剥がすと、外壁下地のALCが塊となって剥がれてくるのが最大のリスクです。

経験豊富な職人の意見は最高の判断と心得て、素直に意見を聞くことが最善の結果を生むことが多いものです

30年以上タイル工事に従事してきたタイル職人さんに意見を乞うと、「今もなお密着しているタイルはそのまま健全に役割を果たし続けるはず。


それはわざわざ剥がさずに残存させて、浮き上がっている箇所だけを補修する方が、ALC下地を守る観点では賢明だ。」と言ってくれました。


革新的な技術が台頭している場合は別ですが、人の歩みは例外的な端境期を除いて、一歩一歩歩んでいる尊い経験値に裏打ちされています。


何百、何千と事例、症例を見てきた本職の職人さんの見解は的を射ています。そんな誠実なタイル職人さんの意見を素直に受け入れることが最善の結果につながります。

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