宝塚市で台風被害に遭った施釉和型瓦は修理しなければ雨漏り目前の状態にあった！
2021.03.02
瓦とベランダ波板の台風による被害 台風が上陸して暴風圏内に包まれてしまうと何かしらの被害報告が寄せられますが、宝塚市のこのお宅でも瓦と波板に被害が出ました。大屋根および下屋ともに切妻形状の屋根は、施釉和型瓦で葺き上げられていますが、下屋の棟瓦（冠瓦）が剥落たようです。風圧で剥落し…
尼崎市 低予算の漆喰修理 瓦屋根の定期メンテナンス 築年数27年
尼崎市のお客様より
「近くで工事を行っていた業者さんに瓦屋根の漆喰の修理が必要と言われました。見積もりを取ってみると何となく高く感じました。相場がわからないので一度会い見積もりを取ってみようと思いご連絡しました。一度現地を見ていただき、修理のお見積もりをお願いします。」
とお問い合わせいただきました。
早速現地へ伺い、瓦屋根の漆喰の状態を調査させていただきました。
剥がれはなかったのですが、ひび割れなどが多発している状態でした。
漆喰の打ち直しのお見積もりをさせていただき、費用や説明がわかりやすかったと喜んでいただきご成約いただきました。
尼崎市 漆喰取り直し,漆喰詰め直し,漆喰工事,屋根材(瓦)
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 漆喰取り直し,漆喰詰め直し,漆喰工事,屋根材(瓦)
- 施工期間
- 3日
- 使用材料
- 屋根漆喰
- 施工内容その他
- 漆喰修理 低価格
- 築年数
- 26年
- 工事費用
- 150,000円
- 建坪
- 漆喰の長さ60m
こちらが、尼崎市で瓦屋根のひび割れた漆喰修理を行う現場です。
【建物情報】
・エリア 尼崎市
・築年数 27年
・２階建て木造住宅
・屋根材 陶器瓦
・現在 雨漏りなし
経年劣化で漆喰がひび割れていたので、低予算で行える漆喰の打ち替え修理を行っていきます。
修理する際の費用などについてもご紹介していきますので、是非参考にしてください。
修理前の漆喰の状態は経年劣化で漏水して黒くなってしまっていました。
瓦屋根の下には土台となる土が入っており、この土を雨から守るために漆喰は使用されています。
この漆喰があることで瓦と屋根の土台部分を接合し、雨水は屋根の下に入るのを防いでくれる仕組みになっています。
漆喰の打ち直しは瓦屋根を長持ちさせるには欠かせない定期補修になります。
一部漆喰が欠損している部分もありました。
漆喰が剝がれると中の土が露出されて雨の影響などで流されてしまうこともあります。
そうなると、雨漏りするリスクもあります。
瓦もきちんと固定されなくなるので、地震や風で瓦が動き、落下してしまう恐れもあります。
どうしても屋根の下から劣化の状態を確認することは難しく、専門業者に点検を依頼されるのがおススメです。
瓦屋根の漆喰の打ち替えを行う際、重要なポイントとして打ち替える前に既存の漆喰を必ず撤去する必要があります。
時々既存の漆喰をそのままに、上から新しい漆喰を塗る業者さんもいますので、注意が必要です。
古い漆喰を残したまま、上から新しい漆喰を塗ってしまうと
・新しい漆喰がキチンと密着せず、数年で剥がれる
・厚みが十分につかずひび割れができやすくなる
・漆喰が表面に出すぎてしまい、棟瓦から雨漏りするリスクがある
といったリスクが高確率で発生します。
瓦の漆喰を撤去する際に注意点もいくつかあります。
・瓦を傷つけないよう注意する必要があるので、適切な力加減と正しい工具の使用をすること
・周辺に撤去した漆喰を落下させないよう注意を払うこと
・撤去した漆喰の粉塵が飛ぶのでマスクなどを必要に応じて着用すること
・剥がした漆喰の下地の状態を確認してから、適切な修復作業を行うこと
・雨の日の作業は避ける
上記の項目に注意して作業を進めていきます。
古い漆喰を撤去したら、きれいに清掃してから土の上から新しい漆喰を塗ります。
新しい漆喰の打設をする際は、密着度を高めるために下地の汚れや古い漆喰を除去してから作業を進めます。
また、下地が湿っている場合は観戦に乾燥させてから作業を行います。
新しい漆喰を塗る際は均一になるよう丁寧に塗っていくことがポイントです。
雨が降っている日に作業してしまうと、きちんと乾燥しなかったりするので、天気の様子も見ながら作業を行います。
打ち替えた漆喰は乾燥するまで触らないようにします。
瓦屋根の漆喰のメンテナンス目安は10年から15年ごとが目安になります。
メンテナンスサイクルは瓦の種類や外的要因で変わることもあるので、定期点検などを専門業者にお願いするのがおススメです。
今回行った漆喰の修理費用ですが、60ｍの施工範囲に対して150,000円の工事費用となりました。
お見積もりは無料となっておりますので、ご自宅の屋根の状態が気になる方は一度ご相談ください。
漆喰の打ち替えの修理でメンテナンスが行えるケースは、実は限られています。
屋根の一番高い部分に位置する棟の部分の瓦が崩れている場合などは、漆喰の打ち替えの補修が行えません（行っても意味がありません）
写真のように棟の部分の瓦が崩れていると、屋根全体の安定性にも影響する可能性があります。
そこに漆喰の打ち替えを行うと更に瓦の状態を悪くしてしまうこともあります。
このような場合はまず棟瓦の積み替えなどの修理を優先する必要があります。
棟瓦の積み替え工事は、以下の要領で行われます。
1. 古い棟瓦の撤去
- 瓦の取り外し: 古い棟瓦を慎重に取り外します。この際、下地や周辺の瓦を傷つけないように注意します。
- 土の除去: 古い瓦を固定していた土を取り除きます。新しい瓦をしっかりと設置するためのきれいな下地の状態にします。
2. 下地の調整
- 下地の平滑化: 新しい瓦を取り付ける前に、下地を平滑に整えます。
- 新しい漆喰を均一に塗布します
3. 新しい棟瓦の設置
- 新しい棟瓦の設置: 用意した新しい棟瓦を一枚ずつ慎重に設置します。瓦が均等になるように調整しながら並べます。
4. 仕上げ
- 仕上げ調整: 瓦の配置や固定具合を再度確認し、必要に応じて微調整を行います。
漆喰の打ち直しは屋根の修理の中でも低価格で行える工事です。
長年メンテナンスを放置してしまっている方は一度点検と瓦の状態を把握されてみるのはいかがでしょうか？
状態によっては漆喰の打ち替えのみの修理は難しいこともありますが、なるべく早く屋根の状態を把握することで大規模な工事を避けることもできます。
この度は、ご成約いただきありがとうございました！
屋根の状態というのは雨漏りでもしない限り、目にする機会がない方がほとんどです。
ですが、屋根の上に上がって状態を確認するのは危険が伴います。
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現状のお困りごとはもちろん、先のことまで視野に入れてご提案をさせて頂きます。
皆様のお困りごとを解決できるご提案ができるよう一緒に考えて参りますので、気になる箇所は何点でもご相談くださいませ！
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