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茨木市の大阪北部地震で被害が出た瓦屋根は棟の崩壊だけではない


一見すると棟が崩壊しただけに見える屋根ですが、よく見ると棟の崩壊だけにとどまらないことが分かります。


そこで「屋根全体をブルーシートで被う」必要があると判断した事例をご覧ください。

大阪北部地震では屋根や外壁に被害が出た人々で駅はごった返した

2018年6月18日午前8時の少し前、猛烈な揺れが近畿地方を襲いました。


ほとんどの関西人にとって、こんな地震は阪神淡路大震災以来だったのではないでしょうか。


あれから20年以上が経過した現在、阪神淡路大震災の惨劇は生まれる前の出来事で、両親や会社の上司、先輩から聞いて知っている、ニュースで知っているだけの世代が多い昨今です。

私も北摂に在住しており、震源地から少し離れているものの、テレビは倒れ、観音開きの食器棚からは多くの器類が飛び出し割れました。


まだ出かける直前でテレビが点いていたのに瞬時に停電したので、大きな地震に襲われたしか認識できず、どこが震源でどんな規模の地震なのかすら把握できない状況でした。


我が家は阪急電車の駅近くで、窓から外を覗くと、踏切に横たわっている急行電車が見えました。電車も止まっているようです。


この日は朝一番から宝塚市で雨樋修理工事が入っていましたので、約束の時間に到着できるかどうか、交通マヒは必至だろうと不安に襲われたことを覚えています。

大阪北部地震で屋根が損傷した茨木市のお宅の方から、街の屋根やさん宝塚店に修理要請が入りましたので、状況把握をするために屋根に登りました。


ケラバから顔を覗かせると、数十年前に瓦職人さんたちが丹精込めて積み上げた切妻屋根の大棟が無残にも崩壊した光景が飛び込んできます。


棟とは切妻屋根の頂上や、寄棟屋根の傾斜した接合部分に形成される、平瓦と平瓦が追い当たる部分を、雨の侵入から守る屋根構造の部位を言います。


大きな地震に襲われると平瓦やケラバの袖瓦、軒先のマンジュウ瓦も揺れ動きますが、垂直に積まれた棟瓦が最も被害を受けやすいことになります。

おもむろに現れた大棟の表情は歪んでいた
水流方向で瓦がずれたことで、重ね合わせ部分が露出した意味は瓦全体がずれている
大棟から軒先に向かって見てみると咬み合わせ部分の芯が通っていないどころか蛇行していることが分かる

地震直後の今にあっては、本格的な屋根修理をすることができる由もなく。とにかく応急処置に徹するしかありません。


地上からもケラバの袖瓦がずれているのが分かりましたので人力で修正を試みてみますが、とても元の位置に戻すことができません。


もしやと考えて屋根全体をよく観察します。すると平瓦が全体的にずれていて、瓦同士の重ね合わせ部分が正規の位置にありません。


瓦同士の重ね合わせ部分を通称「咬み合わせ」と言いますが、これが上下左右に狂ってしまっていますので、その隙間から雨水が入り込みます。

崩壊した大棟を中心にブルーシートを架けて屋根を雨漏りから防ぐ

瓦同士重ね合わせ部分が正規の位置にない状態は屋根全体に起こっています。


十分な箇所と不十分な箇所が混在しています。

これを正規の状態に戻すためには、一度屋根瓦をすべて下ろして、ケラバと軒先の基準を出し直して瓦を積み直す必要があります。

大阪北部地震直後の現在、そんな本格的な屋根修理工事はとてもできない事です。屋根職人さんたちは東奔西走し、猫の手も借りたい程の状態だからです。


多くの被災者の方々が救援を待っています。応急処置に留まりますが、それに徹して少しでも多くの方々の雨漏り被害を食い止めるためです。


屋根全体にブルーシートを架けて雨漏りしないよう雨対策をするしかありません。心苦しい話ですがご理解を頂きたいと思います。

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