一般的に苔は鬱蒼とした多湿な場所でよく見ますし、それが適した環境だと認識している方が多いと思います。
意外なことに屋根の上のような日当たり良好な場所が最高に適した場所です。
苔・藻類も植物の一種ですから光合成をして成長し繁殖します。
屋根は表面から雨水を早く排出して雨漏りにつなげない状態が理想的ですが、水はけが悪い場合もしばしばあります。
梅雨時期のように降っては止むを繰り返し、適度に水分が存在し続ける状態が、春先や秋口でもあります。
苔・藻類はそんなときが最適環境にあり、少しずつ繁殖を繰り返して、知らぬ間に結構な状態になってしまいます。
苔や藻類だけでなく、植物が生えてしまっている屋根もしばしば見かけます。
苔・藻類と言っても、清流の水辺や枯山水庭園ほど生えてしまっているのは対処しなければなりませんが、表面の着色程度であれば、実害はないと思います。
草が生え始めている状態は根が屋根内部に侵入して建材を破損させ、雨漏りにつながりますので、抜き去っておく必要があります。
植物の種子や胞子、菌糸は、私たちの身の回りに飛び回っていますので、上手に付き合っていくしかありません。無菌室のような環境を目指してもそれは不可能です。過度に神経質にならない事が賢明です。
実害はないと言われても気になり始めたら、放置するのは気持ち悪いという方もいらっしゃると思います。少々費用が発生しますが、屋根工事業者に高圧洗浄作業をしてもらえばきれいさっぱりと洗い流してくれます。
最近はテレビ通販でも買い求めることができる家庭用高圧洗浄機が何社からも販売されています。
お近くのホームセンターでも多くの機種を見ることができます。
お仕事で経験され自信のある方を除いて、やめておいた方がいいと思います。
やめておくことを強く勧めます。
普通に屋根に上るだけでも危険な上に、屋根の表面が水浸しになりますから、想像以上に滑ります。滑落する危険性が高く、危なすぎる状態で自殺行為に思えます。
ホームセンターやテレビ通販で買うことができる高圧洗浄機の威力は相当なものです。
プロ用に引けを取らない性能がありますから、十分に対応ができる機械です。
しかし屋根の軒先やケラバ付近などに近づくのは怖くてできないはずです。
勇気を振り絞って近づくなんて馬鹿なことをしないでください。
滑落するのがオチで、いいところで大けが、死亡事故になっても不思議ではありません。
つまり機械の性能が原因ではなく、作業環境が原因できれいに除去することができないのです。
植物の根が深く張り始めたら屋根材を壊して雨漏りする可能性が出てきますが、苔・藻類は薄いものであれば実害はほとんどありません。
数年に一度や激しい気象状態の後などに、屋根工事専門業者に点検してもらっておけば、植物対策は十分ではないかと思います。
屋根を葺き替えたり、葺き直したり、重ね葺きする時に、高圧洗浄作業によってきれいに洗い流しておくのが合理的な考え方だと思います。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん宝塚店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.