2024.08.03
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、西宮市にお住まいの方から「台風被害で屋根板金が飛散したので火災保険が使えるか見てほしい」というご相談を頂き、現地へお伺いして無料調査した時の様子を書いていきますね!!戸建てにお住まいの方で、屋…
高圧洗浄作業できれいさっぱりした屋根の頂上にある板金の役物をご覧ください。
ルーバーというかスリットと言えば正しいのでしょうか、板金に穴が開いています。
これは金属劣化で開いてしまった穴ではなく、当初から意図的に開けられた穴です。
空気を抜くための穴ですが、湿気を抜く事が主たる目的です。
人々が暮らす家の中は、炊事やエアコン、人の体温、呼気など多くの熱源があります。温められた空気は上昇していきますので、最上階にたどり着いたあと屋根裏にも達します。
冬季であれば暖かい家の躯体と屋根との境目で結露現象が起こります。太陽が昇り屋根が熱せられると結露水は蒸発しますので、それを効率よく抜いてやることが屋根が快適な状態になります。
棟板金を取り外すと下地の状態を確認することができます。一定の劣化は見られるものの、異常な状態ではありません。
でも安心をせず、棟の下地を強化しておきます。屋根の雨漏りは平部から漏ることは稀で、多くの場合、大棟や隅棟、谷樋などから漏ってくるから重要です。
そして一旦取り外す理由は、せっかくの換気棟ですから再利用したいものです。屋根から降ろして丁寧に塗装仕上げをすれば、新品にも劣らない美しさが期待できます。
換気棟を取り外すと、棟を固定するための下地が残っています。金属部品類はきちんと残しておきます。下に隠れていますが、貫板は新品に取り替えるので廃棄します。
全部取り外すと、長年の汚れが残っていますので、この汚れはきれいに清掃します。そして防水シートを新たに敷設して雨漏りに強くなるようにしました。
何箇所かでカラーベストにひび割れがある状態が確認されています。このままで塗装をしても防水効果は見込むことができません。
カラーベストの補修をしなければなりません。補修方法は2つあります。ひび割れを起こしている屋根材を、そのままの状態で接着する方法と、新たなカラーベストで部分葺き替えをする方法です。
2つの方法の長短を検証しましょう。前者は手間とコストがかかりにくいことが想像できます。後者はその反対ですが、安心できるような感覚があります。
想像で感じる感覚ではなく、実際の効果から判断する事が大切です。
屋根材が割れている箇所から雨漏りするのかどうか。割れた亀裂がなくなれば雨漏りすることはありません。しかし割れた箇所がいつから存在していたのか定かではありません。
しかし現在までも雨漏りはしていません。なぜ屋根材のカラーベストが割れているにもかかわらず雨漏りしていなかったのでしょうか。
屋根からの雨漏りを防いでいるのは、屋根材の他にルーフィングシートがあります。ルーフィングシートはアスファルト素材の頑丈な防水シートです。
アスファルトルーフィングは、太陽光から受ける熱や紫外線には弱いながらも、その上の屋根材に守られていますので、相当な長期間にわたって屋根からの雨漏りを防いでいるのです。
屋根材に守られてきたルーフィングシートは、今もなお健在で屋根を守っています。そして再塗装された屋根材が今後も雨漏りを防ぐ仕事をし続けてくれているのです。
ルーフィングシートだけでは果たせない仕事でしょうが、再塗装された屋根材との相乗効果で屋根からの雨漏りを防ぎ続けてくれることでしょう。
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