三田市 屋根重ね葺きの部分紹介で屋根上の鳩小屋をリフォーム！
2024.08.16
こんにちは！街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、三田市の現場からご紹介する「屋根重ね葺き工事の一部ので鳩小屋のリフォーム」を行った時の様子を書いていきますね！！スレート屋根は古くなるとひび割れなどが発生し雨漏りに発展するため、重ね葺き工事な…
宝塚市賃貸マンションの外壁下地整形後のタイル接着剤は何が最適か
宝塚市の賃貸マンションで屋根カバー工事、外壁塗装工事、コーキング工事を行っていました。
重量鉄骨造３階建てマンションの外壁２面には、４５二丁のモザイクタイルで仕上がっていました。
今回の工事に着手する前から外壁タイルの浮き上がりを予測していましたが、足場が架かって明白になりました。
詳しい調査で外壁タイルが浮き上がっている箇所は、ベランダとバルコニー外壁のタイルだけでした。
なぜベランダとバルコニー外壁に張られたタイルだけが浮き上がることになったのでしょうか。
雨水の侵入も原因でしたが、その主因は、マンション本体と、ベランダとバルコニーの構造の違いにありました。
ベランダとバルコニー側からマンション全体を見てみると、ベランダとバルコニーは建物本体から張り出しています。
それがどうかしたのかと思ってしまいますが、ここにタイルが剥がれてしまいやすいメカニズムがあります。
マンション本体からベランダとバルコニーが張り出していると、その外壁タイルはなぜ剥がれやすいのでしょうか。
重量鉄骨造のマンション本体は、６ｍｍ以上の厚みがあるＨ形鋼で強力な躯体が形成されています。
一般的な木造家屋に比べると何倍もの強度があり、直方体形状のマンション本体の剛性は鉄筋コンクリート並みです。
最強の部類の剛性を誇る重量鉄骨造のマンションでも、様々な物理現象の影響を受けて微妙に振動します。
強風時には強い風圧を受けてマンションでも微妙に揺れます。道路を走行する車両の振動の影響も受けます。
大きな地殻変動がどこかで起こると大型地震が発生するので、地震動の影響は平等に色濃く受けます。
マンション本体から張り出しているベランダとバルコニーは、マンション本体よりも大きな振幅が発生します。
つまりベランダとバルコニーは、マンション本体よりも大きく揺れているという事が解かります。
マンション本体から張り出したベランダとバルコニーは、揺れの影響を受けやすいことが解かりました。
揺れの影響を受けると外壁タイルが剥がれることがあるのは直感的に解りますが、なぜ剥がれるのでしょうか。
マンションだけでなく全ての建物は、コンクリート、鉄筋、鉄骨、木材、石材、タイルなど様々な素材の建材で構成されています。
質の異なる建築資材が地震で揺れると、それぞれ固有の振幅で揺れますので、同じ揺れ方をしません。
振幅傾向の異なる異質な建築資材が一時的にでも逆方向に揺れると、小さな地震でも倍以上の揺れの影響を受けます。
震度５以上の大きな地震に遭遇すると、建物内部では震度１０くらいの揺れの影響を受けると考えてみましょう。
マンション本体から張り出して揺れやすい構造にあるベランダとバルコニー外壁のタイルは剥がれやすいと考えられます。
揺れやすいベランダとバルコニー外壁に張るタイルは、大きめの地震が来ても剥がれにくい接着方法が求められます。
一般に外壁タイルを張り付け施工する時は、タイル専用モルタル系接着剤が用いられます。
モルタル系接着剤の強度、硬度は申し分ない物ですが、その硬度から揺れエネルギーを吸収する事ができません。
躯体のＨ形鋼材、外壁下地のＡＬＣ、外壁タイルとモルタル系接着剤、全て質量の違いから振幅が異なります。
建材固有の異なる振幅から発する揺れは、硬度が高いほど影響を受けるので、ダメージに繋がっていきます。
重量鉄骨造が持つある程度揺れながらそのエネルギーを逃がす利点が、硬質なタイルに悪影響を及ぼす面もあります。
これを克服するためには硬いだけでは逆効果で、弾性力が備わっていると、異なる振幅を吸収します。
従来から使用されるモルタル系タイル接着剤ではなく、変成シリコン系弾性接着剤はこれを克服します。
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