2024.09.30
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加東市で行った「台風被害を受け雨漏りしている集会所のスレート屋根無料調査」という内容の記事を書いていきますね!!戸建てなどにお住まいの方で、屋根の劣化など気になされている方も多いのでは?屋根や…
茨木市の瓦屋根のブルーシートが台風21号でまた吹き飛ばされました。
今年の猛烈な勢力の台風は21号で3回目で、屋根やさんもやり直しに辟易しています。
切妻形状でブルーシートを張りやすい屋根でも、猛烈な勢力の台風には適わないのが現実です。
台風に伴う風も相当強く最大瞬間風速が29m/S以上の地域もありました。宝塚市でも午前3時ごろには突風が吹き荒れました。
厚手のブルーシートを採用し、土嚢袋の重しのほかに、防水用強力型ブチルテープで強固に固定しましたが、台風にはかないませんでした。
高槻市、茨木市では多くのお宅にブルーシートがかかっています。こちらのお宅だけでなく、多くのお宅でも剥がれています。
台風一過直後では、ブルーシートのしわ部分に水を含んでおり、まだ瓦も完全に乾いていませんので、屋根に登ることができません。
まずは状況確認をして、ブルーシートが再利用できるのか、どのような副資材が必要なのかを事前に確認しておきます。
ブルーシートは再利用できそうな雰囲気ですが、手直しのために屋根に登りますので、この際新品に取り換えておきます。
真夏の日射は想像以上にブルーシートを劣化させます。大阪北部地震から1か月以上が経過し、屋根工事にかかれる時期もしばらく後です。
初回に覆工したブルーシートがそれまで耐えてくれるか、変にけちると雨漏りしますし、掛け直す費用負担もかかります。
ブルーシートの覆工作業は1人では大変に時間がかかります。2人以上で作業分担をして進めなければ危険で作業性も悪いです。
雨漏りしない覆工をするためにも、職人さんの手を借ります。まずは剥がれたブルーシートを撤去します。
土嚢袋の重しをワイヤー緊結していますので、それを一つ一つ外していくだけでも時間がかかります。
PP製の土嚢袋は真夏の強烈な熱射と紫外線で弱ってきていますので、これも新しい土嚢袋に入れ直します。
この屋根は大阪北部地震の被害を受けて切妻屋根の大棟が崩れましたので、大棟を覆工すれば雨漏りを避けることが出来ます。
しかしよく観察すると平瓦も重ね合わせ部分が相当ずれていますので、屋根全体にブルーシートを掛けなければ雨漏りを防ぐことはできません。
そうすれば完璧な覆工作業ですが、各地の屋根を吹き飛ばすほどの強風は、風速20m/sを超えたようで、そんな風が吹けばどうしようもありません。
そこで今回は固定箇所を増やすべくワイヤーロープだけの固定箇所を作ることにしました。前回までの方法に勝るとも劣ることがない方法です。
各地で風害が出るほどの強風ではこの方法でも剥がれる可能性がありますが、屋根の葺き替え工事の順番待ちでは仕方がありません。
ブルーシートにも様々な規格があります。最低3000番以上の厚みの物を使用してください。薄い物はすぐに破れてしまいます。
1000番、2000番、3000番・・・それ以上もありますが、3000番以上でなければすぐに破れますので、何度もやり直しが必要になります。
4.5m×5.4mのブルーシートは1枚3000円くらいします。この屋根では2枚必要です。ブチルテープ、ワイヤーロープ、資材だけで10,000円以上かかります。
大阪北部地震で一気に屋根工事をしなければならないお宅が発生したので、屋根の葺き替え工事を待つ期間は長く、持ちこたえられるブルーシートが必要なのです。
高槻市、茨木市、摂津市、吹田市、箕面市、豊中市ではブルーシートで覆われた屋根が多くあります。
屋根工事業者様は様々な工夫と工法でブルーシートを固定しています。しかしPPロープを使った固定方法をよく見ます。
しかしPPロープでは耐候性の観点から心もとないので、PEロープ以上のロープを使用してください。ロープの強度はブルーシートが剥がれないために重要です。
PE製のロープは強力です。釣りをする方にはお解り頂けると思いますが、PE製のテグスは無茶苦茶強力です。
今回使用するワイヤーは3mmのロープですが、1本あたり100kgの落下荷重に耐えることが出来ます。引張荷重であれば数百キロでも大丈夫でしょう。
今年は自然災害が多い年ではないでしょうか。近畿地方でも大阪北部地震に続いて台風12号が人々に襲いかかりました。
広島県、岡山県、愛媛県のみなさまに比べると軽い方だと思いますが、それでも多くの方々に被害を及ぼしています。
被災された方々が生活再建できる篤い施策を政府、地方自治体には繰り出して頂きたいと思います。困っている被災者を助けてください。
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