2024.09.13
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、尼崎市にお住まいの方から「ズレが発生している戸建ての瓦屋根への地震対策」というご相談を頂いたので、現地へお伺いした時の様子を書いていきますね!!瓦屋根にお住まいの方で、ズレなどにお悩みの方も多…
高槻市、茨木市を走り回りましたが、損壊している瓦屋根は車窓から普通に見えます。
不謹慎な表現をお詫びしますが、普通に思うくらいの多さです。
大阪北部地震が襲った直後から屋根にブルーシートをかけて回る職人さんの姿が少々見えましたが、2日目では至るところで見えます。
1週間近くたった今でも。その作業が追い付きません。ブルーシートがかかったお宅は不幸中の幸いです。屋根職人は毎日休む暇もありません。
今はまさに梅雨のど真ん中です。中休みもありますが、2日も開けずに雨が降ってきます。
崩れた瓦屋根に雨は厳禁です。葺き土が水を吸い、より崩れやすくなります。
瓦桟工法の瓦屋根でも大棟や降り棟には、葺き土が盛られている事がほとんどでしょう。遮水能力を失った瓦屋根は、内部に浸水してしまいます。
葺き土は、瓦の隙間から強風雨で侵入する水分や、内部結露として生じる水分を吸収、発散する二次防水の役割を果たしています。
雨水は屋根材である瓦が流し落としますが、葺き土はあくまで二次防水であって、一次防水の瓦の遮水能力はありません。
野地板の上にはルーフィングシートが敷設されていますが、25年、30年を経過している建物の屋根では、防水能力が保たれているか心配です。
空は怪しい雲行きです。今にも雨が落ちてきそうな様相です。しかしできる限りのシート養生作業を進めることにします。
その前に瓦屋根の損壊状況の写真撮影を行います。依頼者様は地震保険に加入されていますので、その証拠として写真に残すことは重要な作業です。
地震被害の特徴的な症状である棟の損壊が見られ、平瓦には被害がありません。
切妻屋根の中央部分にアンテナの馬が設置されています。
大棟の中央付近の冠瓦や熨斗瓦が損壊していますが、ケラバに近づくほど普通に積み上がっています。しかしよく見ると蛇行しています。
東側から西側を望んで撮影していますが、東側の大棟は北側に、西側の大棟は南側に傾き、ねじれている状態であることが解ります。
まるでお宅の中央部分を軸にして、南北方向にねじれた結果であるように見えます。本当の分析は難しい事ですが、状況から推して知ることが出来る状況の確認もします。
しかしブルーシート養生を進めることが先ですので、写真撮影だけに徹して、あとは画像から判断する事にします。まもなく雨が降って来る雲行きです。
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