雨どいの取付金具(支持金具、吊り金具)の適切な数量と施工手順


寄棟屋根の軒隅部分にはコーナーという役物が使用される軒樋
切妻屋根の軒樋から集水器を経て竪樋へ雨水は流れていく

雨どいの取り付け金具は「支持金具」や「吊り金具」などと呼ばれていますが、シンプルに取り付け金具と呼んでも差し支えありません。


取り付け金具(支持金具、吊り金具)には樋を上から吊る方式のものと、下から受け止める方式のものがあります。


昔は下から受け止める方式のものが多かったのですが、近年は上から吊る方式がほとんどではないでしょうか。

雨どいの吊り金具は、雨どい形状に合わせて専用設計されているので流用や再利用が難しい

雨どいはメーカーごとに形状や材質が異なりますので、雨どいの取り付け金具(支持金具、吊り金具)はメーカー指定の専用の金具を使用する必要があります。


金属製の金具は、ひどく錆びついていない限り再利用できそうな感覚が残りますが、しっかりと固定することができない弊害がでますので、もったいないですが専用の金具に交換しなければなりません。

雨どいの取り付け金具(支持金具、吊り金具)は一定のピッチで設置され暴風地域や豪雪地域では狭いピッチで設置される

雨どいの取り付け金具(支持金具、吊り金具)を設置するときには一定の間隔で設置していきます。一般の地域では600mm間隔で設置されることが多いようです。


冬季に降雪が見られる地域では取り付け金具(支持金具、吊り金具)の間隔(ピッチ)は、455mmmm間隔で通常よりも狭く設置されます。さらに豪雪地域になりますと300mm間隔で設置されることもあります。

雪国の軒樋は狭い間隔で受け金具で支持されているので、落雪の重みを十分に支えている

雪かき、雪下ろし、自然融雪、自然落雪の場合でも、雨どいは雪の重みの影響を受けてしまいます。取り付け金具(支持金具、吊り金具)の間隔が広いと雪の重みを受け止めることができず、取り付け金具(支持金具、吊り金具)ごと雨どいが落下し、曲がってしまうことがあります。


沖縄県や九州地方南部、四国地方南部などの、まるで通り道であるかのように台風がよくやってくる強風地域でも、降雪地域と同様に雨どいの取り付け金具(支持金具、吊り金具)を多く付けなければ雨樋が耐えられない事があります。


どちらの地域でも、そうならないために一般地域とは違う狭い間隔で取り付け金具(支持金具、吊り金具)を取り付けていく必要があるのです。

軒樋の取り付け金具(支持金具、吊り金具)は水糸を張って高低差を設けることで、竪樋への排水を円滑にする

雨どいには軒樋と竪樋がありますが、横方向に設置されている軒樋の取り付け金具(支持金具、吊り金具)には微妙な高低差が付けられています。


軒樋には屋根の軒先から雨水が注ぎ込んできて、それを竪樋に流し込み、地表の集水桝へ排水します。軒樋の水は滞留することがないように、竪樋と接続される集水器が最も低くなるように傾斜を意図的に設けます。


雨どいに設けられる傾斜の事を水勾配と言いますが、一般的には3/1000から5/1000くらいの勾配を設けます。水平距離1000mmに対して高低差を3mmから5mmとすることです。5/1000にする職人さんが多いような傾向を感じます。

大屋根の軒樋の交換には足場が必要なので、雨どいが破損した時は結構な支出を覚悟しなければならない

屋根の積雪対策によって違ってきますが、少しでも積雪や強風に耐えられるようにするためには、取り付け金具(支持金具、吊り金具)の設置間隔を短くして設置個数を多くすることが、雨どいの破損を減らす対策になってきます。


部分修理をするとき、雨どいの部品価格は数千円程度ですが、大屋根の軒樋の補修には足場が必要です。


足場費用までを考慮しますと10万円後半から20万円を超えることありますので、初めから雨どい取り付け金具(支持金具、吊り金具)を多く設置して、雨どいの強化対策をしておくことが経済合理性が高いと言えます。

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