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茨木市で震災被害に遭い大棟が崩壊状態の瓦屋根にブルーシート養生


大阪北部地震で被災した茨木市の瓦屋根にブルーシート養生作業を再開します

朝一番から作業を開始しますが、一昨日からの雨降りで、雨漏りがなかったかどうかを聞き取りしたところ、雨漏りしたとのことでした。


築40年のお宅ですので、ルーフィングシートの防水効果がなくなっていたのだと思います。申し訳ない気持ちでいっぱいですが、どうかお許し下さい。


濡れた屋根は登れたものではなく、施釉瓦はスケートリンクと変わらないほど滑りますので、足場があったとしても作業ができない状態です。

大阪北部地震で被災した屋根は大棟が崩れただけでなく平瓦も横方向に大きくずれて瓦の葺き直しが必要な状態だった
大阪北部地震で被災した屋根は大棟が崩れただけでなく平瓦も横方向に大きくずれて瓦の葺き直しが必要な状態だった

ブルーシートを張り進める前に、もう一度よく屋根瓦の状態を観察します。するとあることに気が付きました。平瓦が歪んでいます。


瓦は陶器と同じ焼き物ですから、ミリ単位やミクロン単位では、必ず誤差が存在します。製造方法が進化した現在でも避けることができません。


しかしその程度の誤差は問題になりません。瓦には葺き重ね代を十分に設けられていますし、浸水しないよう波型をしています。


1000年以上前の時代から瓦は屋根材として用いられ、雨水から建物を守り、数百年以上も現存する家屋が維持されていることが証拠です。


この瓦が目視して十分に歪んでいる事が解る状態です。瓦1枚単位が持っている製造誤差の範囲を超えています。

大阪北部地震で被災した瓦屋根を点検すると、大棟の崩壊だけでなく、ケラバの袖瓦まで屋根からはみ出し、手作業での修正では直らない状態でした

建物東側のケラバに葺かれている袖瓦が、地上からでもずれて張り出している事が解っていましたので、手作業で修正をしました。


ずれている幅はおよそ40mmから50mmです。袖瓦1列がずれているだけであれば、押し込むことができそうな状態です。


押し込み作業をしてみました。しかし人力ではとても押し込むことが出来ない状態でした。職人の手を代えてみても同じでした。

地震で被災した瓦屋根は、一見大きな被害がないように見えても、軒先マンジュウ瓦や平瓦、ケラバ袖瓦の位置ずれが見られ、屋根全体が何十ミリもずれている事がわかる

屋根瓦の上に自分の体重がかかっていますので、自分の立ち位置を反対の屋根面に変えてみても、やはり押し込むことが出来ません。


およそ65㎡の屋根に載せられた瓦と葺き土を合わせると、4t以上の屋根資材が載っています。切妻屋根の半面でも2tの重量です。


屋根瓦全体がずれてしまった可能性が濃厚です。そこで視点を変えて全体を観察してみました。軒先のマンジュウ瓦が横を向いています。


2段目の瓦は反対方向に振れて、3段目以上の瓦は軒先のマンジュウ瓦と同じ方向を向いています。それ以上の瓦は逆を向いています。


震源地がほぼ真下である直下型地震であった大阪北部地震は縦揺れであったと多くの方が体感していますが、ずいぶん横方向にも揺れていた証です。


このお宅の屋根瓦を見ますと、働きが30cm以下の瓦単位で蛇行していますので、かき混ぜられるように屋根瓦も揺れていたことが解ります。


ずれた瓦を修正するためには、一度全ての瓦を降ろさなければなりません。瓦を不陸なく成形している葺き土は、内部で砕けています。


一度砕けた葺き土は、瓦を固定する力を失っています。瓦桟に掛かっている瓦と軒先のマンジュウ瓦だけが瓦屋根の荷重を受け止めています。


この均衡が崩れると、屋根瓦が一気に崩落することも考えられます。衷心よりお見舞い申し上げたうえで表現することですが、この瓦屋根は葺き直しをしなければ防水能力を回復しません。

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