三田市 コンクリート下地の擁壁補修工事！ひび割れや剥がれが発生した場合の対策とポイント
三田市のお客様より
「擁壁のひび割れが以前から気になっており、塗装前に補修すれば改善できるかどうかご相談したいです。
今回、外壁などの塗装工事を御社にお願いしているので、可能であれば同時に擁壁も綺麗に補修していただければと思います。
お見積もりのご検討をよろしくお願いします。」
とお問い合わせいただきました。
現地調査に伺った際、複数箇所でひび割れや剥がれが確認できました。
補修方法として、ひび割れ部分にはUカット補修を施し、剥がれた部分にはモルタルの刷り込みを行うご提案をさせていただきました。
工事の内容や費用にご納得いただき、無事に工事のご縁をいただいております。
三田市
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工期間
- 1日
- 使用材料
- Uカットワン モルタル
- 施工内容その他
- 擁壁 補修工事 ひび割れ 剥がれ
- 築年数
- 25年
- 工事費用
- 50,000円
- 建坪
- 擁壁面積10㎡
【建物情報】
・エリア 三田市
・築年数 25年
・2階建て軽量鉄骨造
・擁壁 コンクリート下地塗装仕上げ
・現在 ひび割れ 剥がれあり
コンクリート下地で出来ている擁壁は14年前に塗装されたとのことでした。
塗装の際には簡易的な補修しか行わなかったようで、ひび割れなどが再発してしまったとのことです。
このコンクリート製の擁壁にひびが入る理由は様々です。
まず第一に、コンクリートは固まる過程で縮む特性があるため、その縮みが原因でひびが発生することがあります。
また、擁壁が設置された後に地面が沈下したり、長時間にわたって重い物が載っていたりすると、擁壁に圧力がかかり、その結果ひび割れが生じることも考えられます。
さらに、擁壁のコンクリートが適切に混ぜられていなかったり、硬化に必要な水分が不足していたりする場合は、強度が低下し、ひび割れが起こることがあります。
この擁壁では、14年前に施された塗装の塗膜が複数箇所で剥がれているのが確認できました。
住宅におけるコンクリート擁壁の塗膜剥がれの主な原因は、水分や気温の変化にあります。
コンクリートの表面に水分が浸透すると、塗膜がコンクリートから剥がれやすくなってしまいます。
特に、雨の多い時期や湿度が高い環境では、この問題が発生しやすくなります。
さらに、塗料の質や塗装の手法に問題があれば、塗膜がコンクリートにしっかりと密着せず、結果として剥がれることも考えられます。
その為、正しい施工方法で工事を行うことが重要になってきます。
このジョイント目地は、コンクリート擁壁のような大型の構造物において非常に重要な役割を果たしています。
建物が地震や温度変化によって伸び縮みした際にその動きを吸収し、建物の損傷を防ぐためのクッションのような役目を果たしてくれます。
ジョイント目地は、コンクリートパネル同士の間に存在し、これらのパネルが自由に動くためのスペースを確保します。
この仕組みによって、建物全体がわずかに動いても、大きなひび割れや損傷を防ぐことが可能になります。
そのため、ジョイント目地の適切な補修も欠かせないポイントです。
まずは、ひび割れ部分に「Uカット補修」を施していきます。
この「Uカット補修」という手法は、名前の通り、ひび割れた部分を「U」の形に切り取る補修方法です。
具体的には、ひび割れた部分をグラインダーを使用してU字型に切り取ります。
このU字型の切り込みは、新しい補修材がコンクリートにしっかりと接着するための準備段階となります。
Uカット補修は、ひび割れの深さや広がりに応じて形状を調整できるため、強度のある補修が可能です。
さらに、この方法では補修材が適切に浸透し、長持ちすることが期待できるため、耐久性の向上にもなります。
このように、Uカット補修は効果的で、ひび割れをしっかりと補強するためにはぴったりの工法となります。
まず、Uカット補修工法でひび割れ部分をU字型に切り取った後、補修作業を行います。
この補修材はコンクリートとの密着性が高いため、ひび割れた部分をしっかりと埋めてくれます。
Uカットワンは固まると非常に丈夫なため、補修した部分が再度壊れるリスクが低く、長持ちします。
モルタルを塗ることで補修部分と他の部分との見た目の違いをなくすことができる点です。
補修した箇所が目立たなくなり、仕上がりがきれいになります。
更に、モルタルは補修部分を保護する役割も持っています。
塗装されたモルタルが、外部からの影響を和らげ、補修した部分の耐久性をさらに向上させてくれます。
Uカットワンの上にモルタルを施すこと、見た目を整えるだけでなく、補修効果を高めるためにも非常に重要なステップとなります。
塗膜は約2ミリほどの厚さがあり、剥がれたまま再塗装を行うと、その部分が凹んで目立ってしまいます。
そのため、擁壁を補修する際には、モルタルを使用して剥がれた部分を平滑に整える必要があります。
また、この作業に取りかかる前に、浮いている部分をすべて確認し、浮いている箇所はしっかりと剥がしておくことも重要です。
ひび割れたジョイント目地は、シーリング材を使って修復していきます。
コンクリート擁壁の目地補修にモルタルではなくシーリング材を選ぶ理由は、シーリング材が持つ柔軟性にあります。
モルタルは固い特性があり、ひび割れやすいため、動きのある擁壁に使用するとすぐに割れてしまうリスクがあります。
しかし、シーリング材は伸縮性があるため、擁壁の動きに対応しやすく、割れにくい特性を持っています。
その他のひび割れていたところもシーリングで補修したら擁壁の補修工事は完了となります。
今回三田市で行った擁壁のひび割れと剥がれ補修の費用は50,000円となりました。
シーリングのみの簡易補修と比べると高額に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、かなり長持ちしますので同じようなお悩みをお持ちの方は是非補修のご検討ください。
この度は、ご成約いただきありがとうございました！
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