太陽の光は地球上に燦々と降り注ぎ、生きとし生ける者たちに不可欠な恩恵を与えてくれています。もし太陽の光がなければ地球上の生物はすべて死滅するほど、極寒の世界になってしまうそうですね。太陽の光は「水」とともに、地球上の生物には不可欠な存在ですが、反対に悪影響を及ぼす側面もあります。
太陽の光はガンマ線、紫外線、赤外線、可視光線などの電磁波として地球に到達しています。ガンマ線はX線と同じ波長領域を持っているので、人体に有害であることが判ります。紫外線も強い殺菌作用がありますので、有害な側面を持っています。
ガンマ線はほとんど大気で遮断されるので私たちには届きませんし、紫外線の有害波長は成層圏のオゾン層で90%以上が遮断されるので、生物には深刻な被害を及ぼしません。ですが地上に到達する紫外線の一部があらゆる物質に影響を与えます。
虹を思い出してみてもらえますか、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色です。
太陽から届く光を私たちは、このように様々な色として認識することができ、光の中の可視光線をこのように色として認識するのです。
この7色の一番端に紫があります。光の波長が短くなると私たちには青・藍・紫に見えているだけなのです。
よく見てみると私たちの身の回りには「UVカット商品」が多くありませんか。
窓ガラスやサングラス、カーテン、日焼け止めクリームなど。
UVとは紫外線のことを指していることは直感的に解りますが、UVって何かご存知でしょうか。
「UltraViolet」の頭文字です。紫を超えた光と理解することができます。
紫外線には私たちに恩恵を与えてくれる一方で、悪い影響ももたらされてしまいます。
前者は「殺菌消毒、ビタミンDの合成、血行や新陳代謝の促進など」の好作用があり、後者は長時間晒されると「皮膚、目、免疫系に慢性的、急性的な疾患を引き起こす」があります。言われるようになって久しいですが、皮膚がんや失明したりする悪影響があります。
すこし化学的な話になりますが、紫外線の一部の光は、空気中の酸素と反応してオゾンやイオンが生成されます。オゾンは塩素の何倍もの酸化力があり、多くの物質を劣化させてしまいます。イオンは心身をリラックスさせる効果があります。
今までで紫外線の長所と短所をご理解いただけたと思いますが、短所が逆効果として現れてしまうことを指しています。
屋根材(瓦、スレート、金属)や外壁材(モルタル、サイディング、コンクリート、土、木材など)も紫外線の影響を受けて、劣化してしまいます。
屋根であればカラーベストの表面が色褪せて行ったり、外壁に塗られた塗装面が色褪せ、目地のコーキングが硬化して切れたり剥がれたりします。
夜が明けて日没するまでの時間帯では、建物は紫外線を浴び続けていることになりますので、真新しい屋根材や外壁材も、紫外線の影響を受け続けてゆっくりと劣化を進めて行くことになります。
ほとんどの建材は、塗装によって保護され美観が保たれています。近年では紫外線に強い塗料や塗装技術が開発されていますが、苛酷な状況には変わりませんので、未来永劫紫外線に勝ち続けることはできず、建材や建物を保護する役割が次第に失われていきます。
ですから屋根と外壁は、一定期間が経過すると塗り替える必要があります。建材の表面に施された塗膜を再生させれば、建材の本体が劣化してしまう時間を延ばすことができますので、結果として屋根や外壁の寿命を延ばすことができることになるからです。
塗装工事は多くの出費を伴いますが、建材の本体が劣化してしまうと、再塗装以上の出費が伴うことになって逆に不経済になってしまいますから、早めに検討に入ってじっくりと計画することが肝要です。
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