あらかじめ計画的に屋根リフォームをお考えの方は別かもしれませんが、屋根工事を検討するきっかけは雨漏りが始まったからと言う方が大半です。
少しでも長く今の屋根が雨露をしのいでくれることを願いますから、限界まで引っ張ってしまった結果だと誰も非難することはないと思います。
しかし当事者は慌ててしまいます。そこであらかじめ屋根工事にはどんな工法があって、どんな内容なのかを理解しておくと役に立ちます。
1)部品の交換や修理
棟瓦が崩れてしまった、谷樋に穴が開いた、竪樋が外れた、波板が割れた程度の部品交換や
補修作業の事です。下の方の竪樋ならば1万円強で済む場合もあります。
2)部分交換や修理
寄棟の1面カラーベスト約15㎡だけの屋根材を交換する、強風で浮き上がったトタン屋根
25㎡だけを修理する場合など屋根の一部分を修理する作業の事です。
3)屋根全部の交換
この最も大掛かりな屋根工事には
「葺き替え」、「葺き直し」、「カバー工法(重ね葺き工法)」
の3種類に分けることができます。
葺き替え工事 | 今までの瓦や屋根材を解体撤去して、新しい瓦や屋根材で屋根を葺き替える工事です。 |
葺き直し工事 | 今までの瓦を解体撤去するが、野地板や防水シートを新設して下地を直し、あらためて今までの瓦を使用する工事です。 |
カバー工法 | 今までの屋根材をそのまま残して、その上から新しい屋根材を重ね葺きする工事です。日本瓦屋根ではできない工事ですが、スレート系屋根材やアスファルトシングルでは可能なことが多いです。 |
なるべく少額で済めば助かると思うのは人情です。小修理で済むような判断が出て欲しいものです。その判断は、みなさまのお宅の屋根の現況に因りますので、必要な工事がどの区分に属し、どの種類の工事になるのかは、個別具体お宅を拝見しなければ申し上げることはできません。
「築3年で風災に遭ってしまった」のと「築30年で微妙な雨漏りが始まったようだ」では事情が全く異なります。しかし修理工事はお客様のご方針に沿ったものであるべきで、屋根工事業者がステレオタイプの工法をお客様に押し付けるべきことではありません。
あと5年で建て替える予定の方に屋根の葺き替えを勧めるのはいかがなものかと思います。
一方、次の50年、ひ孫の代まで大切にしたいと考えている方には、葺き替えや葺き直しが最善であるのに、一時しのぎ工事で手遅れになり、余計に修理工事費が負担になってしまうことがあります。
私どもは屋根工事専門業者として最も合理的な提案ができるよう知恵を絞って行きたいと思います。
屋根工事を検討されるとき、ほとんどの場合において足場が必要になります。労働安全衛生法が2mを超える高所作業では足場の架設を義務付けているからです。
足場の架設には結構な費用が発生します。しかも仮設設備はお客様のものにならない費用ですから、もったいないと考えてしまう方が多いのも仕方がないことです。
でも避けて通ることができない足場に手をこまねいていても何も変わりません。ポジティブに思考して頂きたいと思います。
どうせならば工事を一元的に捉えて、比較的短期間で検討しなければならない他の工事も同時に検討することで、総合的な費用負担は相当に軽くなります。
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