2017年の夏も過酷な暑さを強いられました。やっと秋の気配を感じた頃に、あれほどの被害をもたらす風台風で、多くの方々を困らせるとは誰も予想ができませんでした。
自然の猛威は文明の利器をもってしても無力で、事前に予測することが極めて難しい点は、洋の東西を問わず、いつの時代も人々を苦しめてきました。
近畿地方では南海本線の橋梁を押し流し、近鉄沿線では土砂崩れが発生して、人々の交通インフラを直撃して、日常生活に大きな影響を与えました。
社会全体に与えた影響もさることながら、局地的に与えた影響も大きく、屋根やカーポート、軒先の波板、雨どいが破損した事例が多く見られました。
私どもが見聞しただけでも、屋根全体がまるごと吹き飛ばされてしまった事例が2件もありました。
被害者におかれましては、大変な生活麻痺を強いられたことでしょう。哀悼の意を表さずにはいられません。
街の屋根やさん宝塚店のお客様で最も大きい被害事例は、100枚以上に及ぶ屋根材が吹き飛ばされてしまったマンションでした。
その他にもカーポートの波板が粉々に砕け散り、隅棟の瓦が酷い蛇行をし、アンテナが倒壊した、軒先の瓦が砕け散ったなどがありました。
その他には、飛来物が軒先を直撃して板金役物と屋根材が割損をしたものもの、軒樋を曲げられてしまったなどがありました。
自然がもたらす猛威ともいえる強烈なエネルギーがどのくらいの物かを測定して、それに備えることは極めて難しいことです。
観測史上最大の瞬間降雨量であったり、最大風速を超える強風、至るところで落雷がある、メロン大の雹が降るなど、日常生活の想定を超える気象現象が襲い掛かります。
私たちにできることは、経年劣化をしている家屋の状態を、劣化していない状態に復元する事くらいではないでしょうか。
どの程度の経年劣化があるかの基準を設けて判断することは、限りなく不可能に近いことです。
劣化の度合いは、屋根や外壁、家屋を分解して検証するしかないからです。
しかし一般的に語られる耐用年数に近づいていることは、抽象的ながら認識をすることができます。
一般的な耐用年数を認識しておくことが大切です。
経年劣化の基準がない事から、経年劣化を証明することは難しいことですが、明らかな劣化や異常な状態を放置すると所有者に責任が残ります。
所有者が対策を講じていたにも関わらず被害がでてしまった場合には、所有者には責任が生じません。
一方で所有者が対策を講じなかった場合には、劣化物を放置したとみなされて、工作物責任が生じてしまうからです。
ご自身の家屋や境界の壁、カーポート、庭木の被害は仕方がないにしても、それが第三者に被害を及ぼすときに、責任が生じてしまうことは回避したいものです。
想定を超える自然災害は、全ての人々が被害者です。普段の気象状態で壊れる状態は異常ですが、猛烈な気象状態がもたらす被害は、誰の責任でもなく、全ての人が被害者であると解釈するのが法の下に平等だからです。
それでも第三者に被害を及ぼすと申し訳ない気持ちになりますので、せめて経年劣化を放置することなく、きちんとメンテナンスすれば、少しの罪悪感は緩和されます。
自然の猛威の前では人々は無力でなす術がありません。でもあきらめず対応策を講じておくと、万一の時に救われます。
どうすればいいのでしょうか。保険に加入しておくことです。家屋の被害を補償してくれる保険は「火災保険」です。
火災保険は「火災」「雪災」「風災」「雷災」「雹災」「騒擾」なども補償されます。
前述の災害がどのようなものかは以前のコラムでご紹介しております。
街の屋根やさん宝塚店のお客様におかれましても、台風21号の強風被害で屋根が大きく損傷しましたが、風災認定を受けた事で、経済的には助かられました。
もし火災保険に加入していなければ、400万円以上の経済損失がありましたが、これを回避することができておられます。
火災保険が補償する範囲であれば、どんな些細な被害でも保険で経済損失を補填することができる可能性があります。
屋根の上のアンテナが倒壊したような事案、降雪の重みで歪んでしまった軒樋なども、保険会社が補償してくれる可能性が高いのです。
その判断が難しいと思われる場合は、ご面倒ですが街の屋根やさん宝塚店にお問い合わせください。私どもが判定をさせていただきます。
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