モルタルは、セメントに砂を混ぜて水で化学反応を起こさせて固める建築資材のことです。コンクリートのことでしょと思われる方もいると思いますが、コンクリートとは少し異なります。
モルタルは左官職人さんが練ったモルタルを左官コテで壁やベランダの土間、基礎の天端を平滑に仕上げる時によく登場する耐久性と自由度が高い大変に便利な建材です。
今ではユニットバス工法が主流ですが、一昔前までは浴室のタイル面を成形する時、トイレのタイル土間、キッチンの壁面タイルを成形する時に必ず登場していました。
モルタルはセメントに砂を混ぜて練るのに対し、コンクリートはセメントに砂と砂利を混ぜて練ります。砂利の粒子は求めるコンクリートの強度と質感でも異なってきますが、砂よりも粒子が大きいので、滑らかさではモルタルに軍配が上がります。
強度の面で見て行きますと、骨材(セメントに混ぜる砂や砂利)の粒子が大きいコンクリートに軍配が上がります。強度だけで判断するのではなく、使用目的に応じて使い分けます。
ちょっと古風な印象があると思いますが、左官ゴテで様々な風合いを出すことが出来るのが特徴です。
様々な種類がある外壁ですが、モルタル外壁は、左官職人さんの手でさまざまなデザインを生み出すことができるバラエティー性に富んだ工法です。
ジョリパッド仕上げをすると欧風や南欧風の風合いを出すことができますし、日本建築でよく見た漆喰仕上げのような風合いを出すこともでき、古民家の再生をするときでも強い味方になってくれる、アイデア次第で数えきれない仕上げ方ができる万能工法と言えます。
熊手のような道具を使って筋目を入れたり、縄を使って縄目を入れたりと、既成概念にとらわれることなくオリジナルの模様をつけることも可能です。
鉄筋コンクリートのビルやマンションのようにタイルを張り付けることも可能にしてくれますので、施工主の考えをふんだんに取り入れ、家づくりを楽しむことができます。
モルタルはご想像いただけるとおり硬い素材ですから、地震や通行車両が起こす揺れなどでクラック(ひび割れ)が入りやすい特性があります。
クラックが生じた時、サイディングであれば規格の板1枚を入れ替えなければならない場合でも、モルタル外壁は微弾性塗料やエポキシ樹脂を注入することで部分補修がしやすい特徴があります。
部分補修をしやすい特徴は、素早く補修ができますので雨漏りする前に手を打ちやすいと言うことでもあります。
現在主流の外壁材であるサイディングに勝るとも劣ることがない外壁仕上げ工法ですので、既成概念や今までの常識にとらわれず、積極的に採用を検討してください。
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