天端(てんば)は、お家の至るところに存在します。字から想像できるように、ある物の頂上部分を天端と称しています。
屋根の頂上や屋上、バルコニー外壁の上端、手すりの上端など、一番上の面を天端(てんば)と言います。
横殴りの雨を除いて雨は上から降ってきます。例え横殴りであっても地球上に重力がある限り、壁面などに付着した雨水は下に落ちていきます。
洋の東西、老若男女を問わず物理の法則は普遍ですから、雨水は上から落ちて来るので、上から入らないように対処をすることが肝要なのです。
雨水はタイル目地のセメント質に滲み込んで時間をかけながら降りていき、出ることが出来る隙間から現れて雨漏りとして認識されますので、天端からの雨水の侵入を遮断する、あるいはほとんどを妨げることができれば、雨漏りはしないことになります。
ベランダ天端から雨水の侵入を防げばいいのですが、どうやって防ぐかその方法が焦点です。その方法を考えてみます。
一方タイル面は40mmと全体の25%近くを占めますので、対策を講じなければなりません。一般にタイル表面には塗装はしませんが、目地を塗膜保護の目的で塗装する場合もあります。目地にしっかりと塗料を吸わせてやれば、防水効果を得ることが出来ます。
笠木とはベランダの手すり壁の天端を保護する目的で設置される建材です。現在はアルミ製がほとんどですが、昔はブリキの板金で納められていましたが、板金で納める場合はガルバリウム鋼板が使われます。内装に使うなら木製もあります。階段手すり壁の天端によく使われています。
アルミ製の笠木であれば一定年数で塗装をする必要もありません。長年の間では紫外線の影響を受けて色褪せが起こる程度ですので、メンテナンスコストがかからないのが利点です。
ご覧のように笠木は天端を覆ってくれますので、降り注いでくる雨水はすべて弾き返してしまいますので、天端からの水分浸入は皆無になります。
これは残念ながら多少残ります。目地はセメントが主な成分として配合されたモルタルですので、水分の侵入は避けることが出来ませんが、問題がない範囲と判断します。
私たちが暮らしている環境においては、全ての物が水分の影響を受けています。空気中に含まれている湿気を湿度で測りますが、家の柱や壁、畳や家具、衣服や布団も、湿度が高い時にはそれを吸収し、湿度が低い時にはそれを発散しています。
水分が侵入することは避けがたい難題だとしても、その水分が悪影響を起こすことなく排出され発散されれば問題ないのです。
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