2024.10.16
こんにちは!街の屋根やさん宝塚店、生クリームが好きな京谷です(*^^*)今日のブログは、加東市で行った「ビルの雨樋修理相談を頂き無料点検」という内容の記事を書いていきますね!!ビルなどを所有されている方で、今現在、雨樋からの水漏れでお困りの方も多いのではないでしょうか?雨樋は年数…
㈱エコー化成の硬質塩化ビニル管エコーパイプREP-VU75φを使用します。直管、集水桝、エルボ、チーズ、固定継ぎ手、伸縮継ぎ手、デンデン、Panasonic製KQ8815雨どい用接着剤を用意します。
実際に使用したのは「直管、チーズ、固定継ぎ手、伸縮継ぎ手、接着剤」でした。屋根職人さんは施工方法を自分で勝手に決めてしまわず、当店と相談して決めるようにしようと考えてくれていました。
3点配管継ぎ手のことをチーズと呼びます。英語でTEESと綴るからチーズと呼ばれています。
なぜデンデンと呼ばれるようになったのかは不明ですが、デンデン太鼓に似ているからというのが有力です。
軒樋下から地面まで全部の竪樋を交換することは容易いことですが、竪樋は上から下まで固定されているので、中間地点の部分修理において部品を挿入することが極めて難しい作業です。
竪樋は固く固定されていますので、新しい直管を挿入することが難しいので、壊れたチーズを取り去って、そこに集水器をつけてやれば、新しい竪樋を挿入することができるようになります。集水器を追加設置するプランが常套手段になるのです。
熟練の屋根職人さんには簡単なことなのでしょうが、私にはどうしても理解できませんでした。9枚のパズルゲームは1枚抜いておかなければ、パズルを動かすことが出来ないのと同じ原理を想像してしまうからです。しかし熟練の職人さんは違いました。
まずは破損しているチーズの下部で縦管を切断します。こうして自由になった竪樋が今までとは違う位置にきました。
続いて横管も切断します。次に既存チーズの下300mm辺りで、既存の直管を切断します。これで破損していた箇所が取り払われました。
新しく使用するチーズと固定継ぎ手、伸縮継ぎ手、直管、接着剤を用意します。新しいチーズの位置が基準になるので、それに合うようにチーズの上方と、チーズから下方の直管の長さを決めていきます。
今までのチーズの位置はちょっと無理に内側へ寄せられていたのでしょう。既存の竪樋を自由にしてやると、若干外側に位置しました。
まずは横から30mm出ている排水管との接合を考えて、50mm長さの直管を用意します。それを新しいチーズに接続します。
チーズから上には130mmの直管と固定継ぎ手を接続します。チーズの下には1500mmの直管を接続し、さらに下にある既存の直管には伸縮継ぎ手を接続します。
さて最後は組みあがった部材をどうやって横の管と接合するのかが問題ですが、40mmの直管を切り出して、それを縦方向の一部をカットします。Cクリップのようにするのです。
上記のような工夫をすることで、集水桝を使用することなく、上と下、横方向の3方の位置が決まっている箇所の部分修理ができるのです。熟練の職人さんはやはり違います。
集水桝を付ける方法でも良いのですが、集水桝はチーズよりも大きいゆえに風を受けやすくなりますし、部材代も余計にかかってきます。安く済むうえに、元の接続方法と姿かたちも変わりませんので、理想的な仕上がりです。
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