屋根の表面を最終的に仕上げられている屋根材ごとにその重量は異なります。そこで屋根材ごとにおおよその単位重量をまとめました。
屋根材ごとに単位重量は異なりますし、使用する副資材も異なりますので、あくまで目安になる指標とお考え下さい。
屋根材1枚当たりの重量 | 屋根材1坪当たりの重量 | |
日本瓦(陶器瓦)土葺き | 約3.0kg | 約240kg |
日本瓦(陶器瓦)瓦桟葺き | 約3.0kg | 約160kg |
モニエル瓦 | 約4.5kg | 約150kg |
コロニアル | 約3.5kg | 約70kg |
ハイブリッド軽量瓦 | 約3.0kg | 約70kg |
ガルバリウム鋼板 | 約4.0kg | 約43kg |
一般的なお家を想定し、約20坪の屋根とした場合の総重量は以下のようになります。
約20坪の屋根の総重量 | |
日本瓦(陶器瓦)土葺き | 約4,800kg |
日本瓦(陶器瓦)瓦桟葺き | 約3,200kg |
モニエル瓦 | 約3,000kg |
コロニアル | 約1,400kg |
ハイブリッド瓦 | 約1,400kg |
ガルバリウム鋼板 | 約860kg |
風格と伝統を感じる日本家屋の日本瓦屋根ではおおよそ5tもの重量があります。かなり多くのお宅で採用されてきたスレート瓦(カラーベスト、コロニアル)ではおおよそ1.5tと、日本瓦の3分の1以下である事が解ります。そして近年脚光を浴びて新築家屋での採用が多いガルバリウム鋼板屋根になりますと、日本瓦屋根の6分の1以下にまで軽量になります。
家の一番高い位置にある屋根が重たい状態は、地震などで家が揺れると、屋根の重みで左右に大きく揺れる(振れる)理屈を直感的に理解することができます。阪神淡路大震災をきっかけに、屋根を軽くしようという傾向が強くなった理由も頷くことができます。
しかし必ずしも日本瓦が地震に弱いというわけではありません。日本瓦のお宅が全部地震で損壊し倒壊しているわけではないからです。その重量をしっかりと支える骨格がある頑丈な家では、心配をすることはありません。その家屋の設計に則した屋根であれば問題がないことを、大きな地震の後でもしっかり建っている日本家屋が証明しています。やみくもに屋根は軽くなければならないと考えることなく、冷静にご認識を頂きたいと思います。
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