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屋根工事の仕上げ隅棟と大棟の施工から換気棟の存在と役割を知る


寄棟屋根の隅棟(下り棟)を役物を使わず同一素材のシングル材で仕上げた

屋根材は軒先から順に施工していき、下り棟(隅棟)の部分は、屋根の一番頂上ではない部分ですが、最後の仕上げを待ちます。


それぞれの屋根平面部分が出合って交差する位置を下り棟(隅棟)と称し、その両端は少しの張り重ね代を設けますが、そのままでは見栄えもよくなく、防水対策も不十分です。

そこで棟という役物を使って、棟瓦と同じ働きを求めます。このお宅の施主様は同質の材料を使用した仕上げを希望されましたが、お客様のご希望、選択によりまして、下り棟(隅棟)や大棟は金属製の役物(棟板金)を用いる場合もあります。
大棟には換気機構のある換気棟役物を取り付けたアスファルトシングル屋根

下り棟と同様の施工を行っていきます。屋根の平面部分と同質の屋根材料を用いて仕上げます。屋根の頂上部分の中央には板金役物が見えますが、これは「換気棟」と呼ばれる役物です。

換気棟は屋根材の隙間や小屋裏から抜けてくる暖気を抜いて行くので家の中が快適になる

屋根の換気をしてくれる機能があります。野地板はルーフィング材の防水機能によって侵入してくる水分から完璧に守られていますが、新しく葺き替えられた屋根であっても、ルーフィング材の上はごくまれに雨水が流れ落ちることもあり、結露によって発生した水分が滞留して、完全に水分や湿気がない状態を保つことはできません。


日照がある時間帯には表面の屋根材が熱せられ、屋根材の下では水蒸気が発生します。この水蒸気は下から上に抜けて行って、換気棟から大気に放散されます。

換気棟は水蒸気の放散だけが目的ではありません。ルーフィング材と屋根材の隙間に生じた熱気も大気に放散されることで、屋根の温度上昇を抑え、屋根裏の温度も下がる傾向にあります。2階のお部屋もより快適になることが期待できます。
積雪した屋根の上でも換気棟だけが融雪しているのは熱分が換気棟から抜けている証拠です

今年は近畿地方の平野部でも数回降雪が見られ、北摂地域の道路では凍結する時もあり、厳寒期が長く続いて植物が耐えきれずに枯れる、稀な年でした。


宝塚市の北部や川辺郡猪名川町、三田市や篠山市、神戸市北区では、氷点下7℃から8℃を連日記録し、水道管や消防用貯水タンク、送水配管を破裂させて、緊急出動を余儀なくされた建築業者様が泡を食うことが度々起こりました。


その降雪時に撮影した換気棟の写真をご覧ください。何気なく見ていると気付くことはありませんが、なぜ換気棟だけが積雪していないのかお解かりですか。


人々が暮らしている家屋では、生活に伴って発せられる温もりがあります。家の中では暖房器具が使われますし、その中で暮らしている人々の熱エネルギーが生じます。


温かく熱せられた空気は上昇し、天井を通過して屋根裏に届きます。換気棟がなければ暖かい空気は屋根裏(小屋裏)に滞留しますが、その温かい空気が換気棟を通って排出されている証拠を示しています。

先ほどの写真は暖かい空気を換気棟から逃がしている証左です。そのようにう考えることが出来ますので、換気棟は確かに暖房効果を阻害していることになります。

もったいないと考えるのは性急です。なぜかというと、ある程度熱を逃がさなければ、外気と室内の寒暖差も大きくなるので、より多くの結露を生じます。


結露は水分に他なりません。結露水は木造家屋の躯体を構成する各部を水で浸すことになりますので、家屋を傷める害悪でもあります。


建物内部に施設された断熱材が、建築資材の内外で起こる温度差を基とした結露水を生じさせるわけはないはずですが、完璧に遮断している訳ではないのです。

調湿効果もある換気棟で屋根も家にも呼吸をさせて長持ちさせたい

呼吸とは空気を吸うことですが、もう一つ大切な役割りがあります。湿度を調節する役割も果たしています。調湿と言いますが、湿度をコントロールして適切な水分量を確保することが、私たちの生活環境では必要なことです。


ジメジメと湿気が多すぎるとカビが生えて不快で不衛生になります。乾きすぎると肌荒れを起こし、もっと乾くと人は生きていくことが困難になります。

ちょうど良い湿度環境が私たちの生活には大切ですね。人工的な手法ではなく、自然の法則に従って、換気棟は私たちが暮らす家の湿度コントロールをしていますので、大切な板金役物としてご理解いただいて、屋根工事、屋根リフォームの時には新たに設置して頂きたいと思います。
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