スレート屋根は一世風靡した屋根材として今もなお万能選手なのか


スレート屋根は工場や倉庫、駅のホームの屋根でおなじみ

スレートという建築資材を聞いたことがあると思いますが、スレートとはどんな材質で出来ている建築資材なのか、どんな特性があるかを、知っている方も少ないと思います。


スレートは、セメント系の素材を焼成して商品化されて、主に建築資材として商品化された各種商品です。スレートの主な成分であるセメントはそれ自身で強固に結束している素材ではなく、硬いですがそれだけでは脆いです。

脆いセメントが長年にわたって強くセメント成分を繋ぎ合わせる素材を混ぜ合わせて、陶器のように工場の窯で高温で焼かれて成形して仕上がる建築資材です。
スレート屋根はカラーベストやコロニアルと言う呼び方で親しまれているメジャーな屋根材
切妻屋根に葺かれたスレート屋根はカラーベストやコロニアルと言う呼び方で親しまれている普及商材

コロニアルやカラーベストとは商品名ですが、昔から現在に至るまで大変に普及していますので、スレート系屋根材と言うよりも、知られている名称かも知れません。


すなわちコロニアルやカラーベストはスレート屋根です。スレート屋根というとこんな形状や材質を思い浮かべる方が多いと思います。少し乱暴な表現ですが、どことなく殺風景な印象があります。

カラーベストは築42年の割には表面の状態がいいが内部漏水は始まっている

私ども街の屋根やさん宝塚店のお客様の事例です。


最も長持ちしている屋根は42年間ものあいだ、ほぼ雨漏りをすることなく屋根を守ってくれているお宅がありました。


実際の屋根の表面がこちらです。

アスベストの繊維は肉眼で見えない

昔のコロニアルやカラーベストにはアスベストが主たるセメント成分を強固に繋ぎ合わせる材料として使用することが認められていました。


アスベストを使用することが出来た時代の建築資材は本当に強いです。屋根材もそうですがサイディングボードもアスベスト含有資材は、薄くても強かったのです。

ご存知の通り、現在は世界中のどこでもアスベストの使用は禁止されていますので、屋根材や外壁材にも使用することが出来ず、それに代わるセメント補強素材を使用されているものの、アスベストには敵わないようです。

残念ながらアスベスト含有屋根材に比べて弱いと言う印象で捉えられている風潮が支配的です。しかし一概にノンアスが弱いということではないと考えています。


全ての屋根材や外壁材は、自然環境で生じる劣化因子の影響を受けます。劣化因子は様々ありますが、一番大きいのが紫外線と水分、温度変化が挙がります。その影響が、セメントをつなぎ合わせる成分の強弱を超えた影響があるからです。

様々な物質の劣化要因で最強と言ってもいいのが紫外線
水分が物質に含まれると膨張し、水分が発散すると収縮するので屋根材が傷み劣化する
物質の温度が上がると結束している素材は活発に動き、温度が下がると沈静化し、長い時間の中で崩壊に向かわせる

紫外線は様々な物質を劣化させます。私たちの体も例外ではありません。紫外線は骨を強くするビタミンを合成する時に欠かせない太陽光線の光の波長ですが、必要以上に浴びすぎるとシミができ、皮膚がんになったり、時に失明もします。


プラスチックは直接長い時間紫外線を浴びると脆くなり、手で触ると白い粉が付き、やがて粉々に割れて行くことを私たちは知っています。


水分は、吸水性がある物質に含まれると膨張し、水分が発散されると収縮します。これが繰り返されると伸縮運動の中で、素材が結束している物質が弱体化していきます。


太陽光は地球上の全ての物を温めて、日が陰ると温度は下がります。物質の温度が上がると結束している素材は活発に動こうとします。


反対に物質の温度が下がると、結束している素材の動きは沈静化します。目に見えない物質の動きが、大変に長い時間の中で崩壊に向かわせます。

アスベスト含有屋根材でも、全く対策をすることなく42年間も維持されてきたわけではありません。その過程で3回も屋根塗装をされてきています。


強力な紫外線を遮断して、水分が含まれにくいようにすると温度変化の影響も受けにくくなるので、屋根材を保護する目的の塗装をきちんと繰り返していくことが、アスベスト含有屋根材でも必要なのです。

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