重量鉄骨造枠組みのマンション共用階段はどんな構造か


重量鉄骨造マンションの共用階段は外階段構造の鉄部塗装対象になる

このマンションは重量鉄骨造ですが、共用階段はマンション本体と切り離されている設計です。切り離されていると言っても、マンション居住に必要な階段は、マンション本体と躯体が緊結された付加一体物としての構築物です


建物を階段まで同一構造で作り上げて、共用階段を内部構造にしている「内階段」構造のマンションもありますが、このマンションでは威圧感が生じることを避け、曲面やアルミ製パンチメッシュを採用してデザイン性を高めた「外階段」構造にされています。

共用階段の転落防止用外壁にはパンチメッシュ板が張られている

パンチメッシュ板とは、規則正しく丸形や角形などの穴をあけている板の事ですが、鉄製やアルミ製、ステンレス、樹脂製、木製など素材は様々です。


パンチメッシュ板は通気性と視認性を高め、外からの視線を遮断するプライバシー保護効果もあり、無加工の無垢板よりも軽快でデザイン性が高い特徴があります。

H型鋼と中空角型鋼材の躯体構造

H型鋼と中空角型鋼材の躯体を有する共用階段は堅牢で耐震強度も十分にある

高層マンションやビルでも使われるH型鋼と中空角型鋼材が躯体を形成しているので、相当堅牢な造りです。


躯体の自重と土間には何トンにもおよぶコンクリートが打設されていますが余裕で受け止めています。

H型鋼の継ぎ目には30%以上厚い骨材で補強されている
9mm厚125mm型鋼材が使われている鉄骨造は重量鉄骨造と称される
120mmの中空角型鋼材がコンクリート土間でフーチング処理がされて共用階段の躯体を構成しマンション本体とともに全体の耐震強度を上げている

H型鋼は9mm厚で125mm型鋼材が使われています。中空角型鋼材は120mm型鋼材です。階段側壁と底部に使用されている鋼材は10mm厚です。


建築基準法はH型鋼の厚みで、重量鉄骨造と軽量鉄骨造を区分しています。重量鉄骨造は6mm以上の鋼材を使用しなければなりません。9mmの鋼材は、重量鉄骨造として十分な強度を確保している証拠です。

共用階段の躯体はマンション本体の重量鉄骨と緊結されて付加一体物をなし耐震強度が高められている

前段で申し上げたように、切り離されていると言いましても、マンション居住に必要な階段は、マンション本体と躯体が緊結された付加一体物としての構築物ですから、マンション本体とともに全体の強度を上げています。


広い敷地に大きな建物が築造されています。建築物は建ぺい率と言う法律の定めで、敷地に対して建築してもよい建坪が制限されています。

建ぺい率を守ったうえで、容積率も守り、敷地面積に対して無理がなく、低く広く建てられている建物は、物理の法則に適っていて、十分に耐震強度が保たれていることが、建築士でなくても直感的に解ります。
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共用階段の転落防止外壁に使用されているアルミ製パンチメッシュ板は、アルミなので錆びる心配はありません(厳密にはアルミも錆びますが、ここでは議論を簡略化するために錆びないものと考えます)。ですから塗装仕上げの必要はありません。


鉄製のH型鋼や中空角型鋼材、無垢角材には防錆効果を持たせるために、表面を保護する塗装が一定周期で必要です。それでは鉄部にはどんな塗料が適しているのでしょうか。


鉄部には、様々な素材の塗料を塗ることが出来ますが、一般にはアクリルウレタン系塗料が多く採用されているようです。アクリルウレタン系というと塗料の他にシール効果を求めるコーキング材でも聞かれる素材名です。


鉄部塗装には防錆剤の塗装が欠かせませんが、エポキシ系さび止め塗料を使われることが多くなっています。エポキシは接着剤やコンクリート補修の注入液として多用されています。


防錆剤のエポキシ系さび止め塗料が、鉄部塗装のカギになります。エポキシ系樹脂は接着性能が高くさび止め塗料として広く普及しました。


エポキシ系のさび止め塗料が鉄部と仕上げ塗料のアクリルウレタン系塗料を強力に接着するので、アクリルウレタン系塗料は鉄部との相性が良く、塗膜が長い間鉄部を保護してくれます。

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