外壁タイルと下地の隙間(内部)へ侵入する雨水対策の方法論


屋根も天端のひとつ。天端は最も雨を受け止める場所であり雨漏りしやすい場所になる
屋上も天端のひとつで、雨漏りしやすい場所は定期メンテナンスが欠かせない
階段手すりの頂部も天端ですが、天端に不具合があっても家の中なので雨漏りはしません。
バルコニー外壁の頂部を天端という。笠木が設置されて雨漏り対策が図られている。

天端(てんば)は、お家の至るところに存在します。字から想像できるように、ある物の頂上部分を天端と称しています。


屋根の頂上や屋上、バルコニー外壁の上端、手すりの上端など、一番上の面を天端(てんば)と言います。

地球上には重力がある限り、物体は上から下に落ちるように、雨水も上から下へ流れていく

横殴りの雨を除いて雨は上から降ってきます。例え横殴りであっても地球上に重力がある限り、壁面などに付着した雨水は下に落ちていきます。


洋の東西、老若男女を問わず物理の法則は普遍ですから、雨水は上から落ちて来るので、上から入らないように対処をすることが肝要なのです。


雨水はタイル目地のセメント質に滲み込んで時間をかけながら降りていき、出ることが出来る隙間から現れて雨漏りとして認識されますので、天端からの雨水の侵入を遮断する、あるいはほとんどを妨げることができれば、雨漏りはしないことになります。

ベランダ天端から雨水の侵入を防げばいいのですが、どうやって防ぐかその方法が焦点です。その方法を考えてみます。

モルタルリシンと外壁タイルの境目に新しく打設したコーキングはポリサルファイド系シーリング
天端の構造はこの通りです。水平になっている面が140mmあります。この面に降り注がれた雨が滞留してザラザラしたモルタル面とタイル目地から吸収されて滲み込んで行きます。ここに降り注がれた雨を滲み込まないようにするのが、外壁タイルとモルタル壁面を保護することにもなります。
ベランダ内壁はモルタルリシン吹き付け仕上げ。リシンが劣化してくると雨水を吸収しますので、新しい塗装で雨水をシャットアウトします
モルタルリシン面は塗装仕上げをします。シーラーという下塗り、中塗り、仕上げ塗の3回塗り仕上げをしますので、塗装後は雨水を完全にシャットアウトしてくれます。モルタルリシン面は壁厚140mmのうち100mmもありますから、完全な塗膜で覆われたら効果テキメンです。

一方タイル面は40mmと全体の25%近くを占めますので、対策を講じなければなりません。一般にタイル表面には塗装はしませんが、目地を塗膜保護の目的で塗装する場合もあります。目地にしっかりと塗料を吸わせてやれば、防水効果を得ることが出来ます。

ベランダ外壁の天端に傾斜があれば、降り注いだ雨水は滞留せずに流れ落ちていく
または、メジャーでイメージラインを表現していますが、このラインまでコーキングを厚盛りすると傾斜ができることになります。そうすれば、天端で滞留する雨水がなくなるわけです。
笠木はベランダ外壁やバルコニー外壁の天端からの雨水侵入を防ぐアルミ製の建築資材

笠木とはベランダの手すり壁の天端を保護する目的で設置される建材です。現在はアルミ製がほとんどですが、昔はブリキの板金で納められていましたが、板金で納める場合はガルバリウム鋼板が使われます。内装に使うなら木製もあります。階段手すり壁の天端によく使われています。


アルミ製の笠木であれば一定年数で塗装をする必要もありません。長年の間では紫外線の影響を受けて色褪せが起こる程度ですので、メンテナンスコストがかからないのが利点です。


ご覧のように笠木は天端を覆ってくれますので、降り注いでくる雨水はすべて弾き返してしまいますので、天端からの水分浸入は皆無になります。

これは残念ながら多少残ります。目地はセメントが主な成分として配合されたモルタルですので、水分の侵入は避けることが出来ませんが、問題がない範囲と判断します。

適度な水分、湿気は建物が長持ちするのに欠かすことが出来ない大切な要素。過剰な水分が建物に悪影響を及ぼす。

私たちが暮らしている環境においては、全ての物が水分の影響を受けています。空気中に含まれている湿気を湿度で測りますが、家の柱や壁、畳や家具、衣服や布団も、湿度が高い時にはそれを吸収し、湿度が低い時にはそれを発散しています。


水分が侵入することは避けがたい難題だとしても、その水分が悪影響を起こすことなく排出され発散されれば問題ないのです。

内部で長く滞留することが悪影響の源なので、それを回避する対策を講じることが雨漏り対策として肝要です。
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