雨水を吸いやすくなっているモルタル外壁の遮水対策工事


コンクリートにも使われるセメント質のモルタル外壁も雨水を吸いやすくなります。

雨水を吸いやすい状態は、知らぬ間に柱や梁、桁などの躯体を蝕む内部漏水が進行する場合があります。

経年劣化してしまったモルタル外壁はどんな工事をすれば良いのかを見て頂きます。

乾燥と湿潤は、干しシイタケの乾燥と戻しの関係に似ているが、その繰り返しはシイタケを破壊することになる
乾燥と湿潤は、乾物の乾燥と戻しの関係に似ているが、その繰り返しは乾物を破壊することになる

セメント素材が固まったモルタルは水分を吸収しにくい性質ですが、全く吸収しないわけではない点に留意が必要です。


モルタルは水を吸収しにくい素材ですので、奥まで到達するには時間がかかりますが、表面は微妙に吸収しますのでその影響を受けます。


コンクリートの一種である硬いモルタルでも、水分を吸収すると、他の物質と同じ症状が現れます。


干しシイタケは硬く収縮していますが、水に浸すと収穫したての時とほぼ同じ柔らかさと大きさを回復し、乾燥させると収縮した状態に戻ります。


乾燥と湿潤は、物質を伸縮させることが、干しシイタケからも解ります。伸縮範囲は狭いものですが、硬いモルタルでも同じことが起こります。


自然環境における乾燥と湿潤の中でモルタルが伸縮を繰り返すと、やがてセメント・砂粒・繊維質の結合が弱くなり始めます。

台風21号が襲来する前にあったベランダ屋根は、支柱ごと跡形もなく吹き飛ばされて無くなっていた
晴れた日にはアイボリー色であったモルタル外壁は、台風21号の通過後には赤茶色に変色しており、モルタルが水分を吸収したことが証明される実例です

長い時間経過の中で、モルタル内部のセメント・砂粒・繊維質の結合が弱くなることで、遮水性能が落ちていきます。


昨年、台風が過ぎ去った直後に撮影したこのお宅の写真です。外壁が濃い色調の茶色に見える状態です。


その数日に撮影した状態がこちらの写真です。接近した状態の写真ですが、色調の違いは明らかです。


含水量によって物質の色調が濃淡の変化を見せることは経験から察することができます。濃い色調にあると言うことは、含水量が多いことを示しています。

セメント質のモルタル外壁が雨水を吸収するなんて想像もしない方が多いと思いますが、そうではない事が事実です。

長い時間が経過する程、乾燥と湿潤の中での伸縮が進行しますので、雨水を吸収しやすい状態になっていきます。

こうなる前にモルタル外壁に遮水性能を与える処置をしておけば、モルタル内部の成分結合状態を強固に保つことが出来ます。

そうすれば外壁の強度も落ちにくいと言うことになりますし、雨漏りや内部漏水の進行を憂うこともなくなります。

塗装前の微弾性フィラーは塗料と塗装本体の密着性を確保するために大変に重要な塗料で工程です
塗装前の微弾性フィラーは塗料と塗装本体の密着性を確保するために大変に重要な塗料で工程です
塗装前の微弾性フィラーは塗料と塗装本体の密着性を確保するために大変に重要な塗料で工程です

当時は掻き落としと言われるモルタル左官塗りをして、リシン吹き付け仕上げをする工法が主流でした。


しかしリシン吹き付け仕上げでは、完全な遮水性能がありませんので、仕方がないと思います。そこで塗装によって遮水性能を補完する必要があります。


一般的な施工方法ですが、まずはモルタル外壁にフィラーを浸潤させます。そして仕上げ用塗料で中塗りと上塗りの2回塗装をすれば大丈夫です。


最初の「微弾性フィラー」は重要で、下地のモルタルに染み込んで行きます。その上弾性力がありますので、モルタル成分を柔軟につなぎ留めます。


微弾性フィラーは、モルタル外壁と仕上げ用塗料の密着性を高めるのが狙いですが、上記のような効果も期待できます。


そして仕上げ用塗料で中塗りと上塗りをすることで、3層の塗膜ができるのではなく、適切なオープンタイムが、モルタルにがっちり接合した厚みのある1層の塗膜を形成します。


外壁の塗装は、いわゆる防水とは異なるものですが、正常な塗膜性能が保たれている限り、横殴りの雨水程度は十分に遮水します。


外壁塗装によって作られた塗膜が雨水を弾き流してくれると、モルタルに水分がしみ込むことはないので、雨後の外壁の色が濃くなることもなくなります。

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