屋根のケラバ側の事を妻側とも言いますが、写真で見て頂きますと、この部分がケラバです。切妻屋根はオーソドックスな屋根の典型です。
ケラバ側も、屋根と外壁には横風に伴う雨水は吹き付けられます。屋根の骨格を形成する棟木、母屋、桁の木口が露出しないように破風板を設けます。
昔の木造家屋は全て大工さんが現場で材木を加工して、仕上げて行きました。屋根と外壁の境界は張り重ねが存在しません。
寸分たがわず匠の技を駆使して大工仕事をしても、露出した木口からは毛細管現象で雨水が侵入します。境界を晒さなければ雨水は侵入しません。