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雨押えに接する漆喰に見える雨染みは内部漏水の予兆を示している


雨押え板金は屋根材と壁が追い当たる合端口に設置されて壁面を流れる雨水が屋根材をかわして流れて行くための役物
雨押え板金は屋根材と壁が追い当たる合端口に設置されて壁面を流れる雨水が屋根材をかわして流れて行くための役物

外壁と屋根の境界部分に設置されている水切り板金の事を指して呼びます。外壁に当たって滴り落ちてくる雨水は、接合している屋根の上に到達します。


その時に水切り板金がなければ、外壁下端部分から滲み込む、外壁内部へ毛細管現象によって誘引されて、外壁下地を浸食します。


そうならないように水切り板金の上端部分に100mm以上の立ち上がりを設けて設置し、その上から外壁下端部分を仕上げることで水分の逆流と内部浸入を防ぎます。

雨仕舞の原則通り、瓦は雨押え板金の内部に飲み込ませて、隙間は漆喰を充填して雨水が内部に入るのを防いでいる

雨仕舞の原則通り、水下に位置する屋根や外壁が先に敷設されて水上へ上がって行きますので、雨押えの下に屋根瓦が潜り込んでいます。


そして雨押えと屋根瓦の隙間は、漆喰で防水施工されています。瓦屋根の雨押えの雨仕舞として正攻法の処置がされています。


雨押えは1本ものの金属役物ではありませんので、必要な長さになるように継ぎ足されて、雨押え部分が雨仕舞されています。

正常な雨押え板金は、漆喰も健常な白い色をしている
雨押え板金の色が流れ出て漆喰まで汚れているのは、雨仕舞がうまくいっていない事を意味している

この屋根に存在する雨押えは4箇所ありますが、その1箇所の継ぎ目に少々違和感を覚えます。違いをお分かりでしょうか。


漆喰に板金のさび色が付着していることが違いです。なぜこの箇所だけに板金のさび色が滲んでしまっているのかが問題です。

建材の継ぎ目には雨水が滞留しやすく、継ぎ目だけ雨染みが色濃くついている

屋根瓦、雨どい、水切り板金、棟包み板金、ケラバ板金など、屋根に使用される建築資材には多くの継ぎ目が存在します。


建築資材の継ぎ目は雨水が蓄えられやすくなります。屋根には勾配がありますので、基本的に雨水は水下へ向かって流れて行こうとします。


流れて行こうとする力を減殺させる力や作用が働きますので、滞留してしまいます。


物質間に働く引力、表面張力、毛細管現象が該当します。


雨押えも雨仕舞の原則通りに下から上へ重ねられていますが、継ぎ目では雨押え同士に付着した雨水を引き合い、表面張力がそれを助長し、毛細管現象が隙間内部に誘引しようとします。

雨押え板金の色が流れ出て漆喰まで汚れているのは、雨仕舞がうまくいっていない事を意味している
雨押え板金の漆喰が継ぎ目で汚れていないのは、板金先端よりも漆喰が奥まっていて、雨水が伝い流れをせず切れているから

雨水が雨押えのさびを運んでいくので、伝わるものにさび色が付着します。雨水が伝わっている証拠であることが解ります。


どうしてこちらだけ雨水が伝わっているのでしょうか。接近してよく観察すると判ってきます。


漆喰が雨押えの面まで出ているのと出ていない状態とになっています。

雨押えは上から流れ落ちてくる雨水を切る役割、「水切り」です。しかしここでも引力が作用し、雨押えの裏側に雨水が伝います。


しかし付近に雨水を引き付ける物質がなければ、滴り落ちてくれます。そこに漆喰がありますと雨水を引き付け、漆喰が毛細管現象で水分を吸収しようとします。


漆喰が吸収した雨水は、やがて内部に浸水していきますので、下地の木材が侵され始め、長い時間をかけて腐食していきます。


内部漏水の怖さは見えない事と、時間をかけて侵食することです。気付いた時には大工事が必要になる典型的なパターンです。

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